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引き籠りでFPSゲーマーの俺が異世界転移してアサルトライフルで無双したZE!  作者: ♰闇からいでし災厄♰
第三章 これが私の異世界デビュー!
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狼男はご機嫌ナナメ!

はつとぅこぅだょ(わら



「おわ!なんだこれ!なんかすごいクネクネしてる!」

「うわくっさ!この葉っぱくっさ!」

「お、槍だ!ねぇねぇ、これは護身用なん?」


私は馬車の積み荷を漁りながらはしゃいでいた。

さすが異世界!見たことのないものがたくさんある!


「うるせぇ!少しは静かにしてろ!」

奥にある小瓶を開けようとしたところで、ナレガからげんこつをもらう。


「いったぁ・・・。」

私はぶたれた箇所を抑えながら愚痴を漏らした。


「だって、馬車の中って暇なんだもん。ナレガ、なんか異世界のこと話してよ!」


「いいのか?楽しい話じゃねぇぞ?」


急に真剣な表情になるナレガ。この世界では何があったのだろう。

まぁ、見た感じ滅んでるしうまくいってないことは分かる。戦争か?それとも大災害か?


「いいよ、とりあえずいろいろ知りたい。」


私はナレガの話に耳を傾ける。

彼は語ってくれた。

ある日を境にこの世界が破滅に向かい始めたこと。

終わりゆく世界で人々の心の余裕がなくなり戦争が多発するようになったこと。

そして、戦争に巻き込まれた罪のない多くの人々がいること。


「・・・というか、お前も知ってるだろ?この世界の住民ならよ。それとも、ショックで全部忘れちまったカンジか?」


ナレガは呆れたような、同情するような様子で私を見つめる。


「いやさ、私ってさこの世界の住民じゃないんだよね。別の世界から送り込まれてきたというか・・・。」


「はぁ・・・。」


コイツ絶対信じてないな・・・。私だっていまだに信じられない。

ゲームしてたらいきなり異世界で、その異世界は滅んでて、最初にあったのは狼男。


「まいった。まいった・・・。」

私は首を横に振り、呆れたようなそぶりを見せる。




「お、村が見えてきたぞ。お前も腹減ってるだろうし、ここで休憩するか?」


気が利く。ちょうどお腹がすいていたところだ。ナレガはなかなか女子の扱いがうまい。

こいつはモテるタイプだ。よく見れば顔もそこそこ整っている。凛々しいオオカミという感じ。


「いいね!ご飯にしよう!ご飯!あ、ナレガのおごりね。」


「うるせぇ、お前じゃなくてポッコに言ったんだよ。」


前言撤回。少しは気を遣え。こっちは花の女子高生だぞ。


* * *


私たちは村にある小さな食堂でご飯を食べることにした。

この村はかろうじて滅んでいないという感じか。

少ないけど人はいるし、生きていくための物資は確保されてるみたいだ。


「おめぇ本当に金ねぇんだな・・・。財布盗まれたのか?」


「いや、だからさ!飛ばされてきたんだって!異世界に!」


いつまでたっても話が進まない。まぁいいや・・・信じてもらえなくても。

とにかく今はお腹がすいて仕方がない。


「あ、私このモガラ定食に、カラケリのサラダ。あとデザートに・・・。」


「おい、頼みすぎだ。俺の金のことも考えろ。」


なんかこうやって話してると元いた世界と何も変わらないな。

戦争。そして人の死。平和に暮らしてた私には想像もつかない。

できれば巻き込まれたくないなぁ・・・。ずっとこうやって誰かと話してたい。


「ったく、とんでもない奴を拾っちまったみたいだな。おい小娘、そういやお前、名前は?」


「柊!親しみを込めてひーちゃんって呼んでくれていいのよ?」


私がウインクしながらそう答えると、ナレガが笑う。

お、初めて笑ってくれた。私の前で。


「お前を見てるとこっちまでバカになりそうだ・・・。」


ナレガは驚いていた。荒れ果てたこの世界でも、こんな能天気な奴がまだいることに。

送り込まれた世界がベリーハードです。コミュ力でなんとかするしかないね。

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