表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
引き籠りでFPSゲーマーの俺が異世界転移してアサルトライフルで無双したZE!  作者: ♰闇からいでし災厄♰
第二章 戦車分隊、異世界へ
51/180

魔女達の夜

1.2.3初投稿です。




「みんな!!起きて!!早く起きて!!」


エルフたちが騒がしい。

まだこんなに暗いのに。


「イーヤマ!ゴンジョー!!ヤーマダ!起きろ!!」


うっ!!

シズクが鍋を叩く強烈な金属音で俺たちは嫌でも目を覚ました。

あと山田さんのことをヤーマダと呼んではいけない。


「はい、起きた!起きたから…!」


俺たちが体を起こしてやっとシズクは鍋を叩くのをやめた。


「外に出て!見て!」


俺たちは渋々外に出る。

まるで夜のようだ…

だが、おかしい。

星が輝き、空はまるで宝石箱のようだ。

巨大な月が浮かび…

いや、月か?

見慣れた月とまるで違う…ガラスのような月。


「これは一体…」


「魔術都市だ…大ババ様、アレを使ったんだ。」


マーレが俺のそばに降り立った。

その顔には焦りと戸惑いが浮かんでいる。


「なにしたんだよ!?こりゃただの夜空じゃないぞ!?俺でもわかる!」


「魔法学校の禁術のひとつ……世界を永遠の夜に閉ざす魔法…」


なんだその魔法は?

なんの意味があってこんなことを?

てか今もしかして朝なのか?


「このままだと戦争になる!」


マーレはそう叫ぶと飛び出した。

俺は慌ててマーレのローブを掴んで止める。


「待て!説明しろ!どうなってんだ?戦争っていうのはどういうことだ?」


マーレは大きく深呼吸した。

それで少し落ち着いたのか、冷静に語り始めた。


「この魔法は、数個の国を飲み込むほど大きな結界なの。結界といったも行き来は自由。

問題はこの結界内は夜になって太陽が昇らない。

代わりにあの『魔法の月』が輝く。」


魔法の月…魔法の光…

なるほど確かに夜のような暗さだが近くのマーレはしっかり見える。

満月の夜より明るい。


「月の光は浴びている者の魔力を底上げする。

でも代わりに自然はこの魔法に耐えられない。

森は枯れ、野菜も育たない…」


マーレは拳に力を込めていた。

太陽がなければ植物は育たない。

当たり前のことだ。

この魔法はそんな当たり前のことを覆し…ただただ力を得るための魔法…

他の全てを犠牲にする魔法…


「なるほど…夜になった国は死にものぐるいでその原因を…魔術都市を攻撃するわね。

食べ物がなくなるのは死活問題よ。」


「すぐに戦争になる…」


構図は簡単だ。魔術都市と夜になった周辺諸国の戦い。あまりにもわかりやすい。


「だが何故!?こんなことすれば周辺諸国の総攻撃にあうのは目に見えているだろ?」


「魔術都市じゃないのかも…何者かが戦争を起こすために仕組んだってことも。」


山田さんの言うことも一理ある。

しかし、ここで考えていても仕方ないことだ。

行動あるのみ!

俺たちはいつもそうして来た。


「魔術都市に行こう!」


俺たちは戦車に乗り込もうとした。

それをマーレが止める。


「そんな大きさじゃ目立つよ!何も知らないとしてもこの状況で魔術都市もピリピリしてるはず。そんなので乗り込んだら宣戦布告だよ!」


「確かにそうね。歩いて行きましょう。」


俺たちは装備を整える。

銃に弾を込める。

魔術都市で何があるかはわからない。

銃は布で包んで隠しておく。


俺たちは森の中を進軍する。

マーレもシズクもついては来ない。

少数で忍び込む作戦だ。

なお田辺犬はいる。


何故、世界を夜に包み戦いを起こそうとするのか。

それは、本当に大ババ様の仕業なのか…

謎は尽きない。


全ての謎は魔法学校…大ババ様が握っているのだろうか?


初投稿でした。

夜は寝てたいです。でも何故か朝の方が寝れます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ