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ストレス8

私は誰だと鏡に問いかける。

答えは無い。


私は誰だと、鏡に問いかける。

答えは無い。


私は誰だと、鏡に問う。

オートだとそれは答えた。


身体の状態を確認する。

昨日よりも手に生傷が増えていた。


これは仕事でついた傷だと私は知っていた。

痛みは無い。

有るのは少しの不快感と見た目が悪いという客観的な視点のみ。


買ったばかりのスマートウォッチに小さな傷ついていることに気がついた。

これを予見して、フィルターを貼っていてよかったと、安堵の息を漏らす。


数日前から続いていた、風邪のような症状は消えていた。

おそらくは完治したのだろう。

病院にいかなくていいとそう思った。


まるで決まっていたかのように蛇口を捻り、水を出す。

水を救って、顔を洗う。。

ちょうどよく鏡の住人もこちらと同じ行動を取っていた。


気が合うなとそんな事を思いながら、天井を見た。

真っ白な天井を見て、息を吐く。

排気口にホコリが詰まっているのがみえる。

脳内タスクに、掃除の項目を追加しておく。


扉を開けて洗面室から廊下へと出る。

素足だから、足音は響かない。

自室に足を向けて歩く。


自室で、起動したばかりのパソコンの前に座り、

動画を再生する。

ありきたりな内容に、心が動かないことを少しだけ残念に思いながら、パソコンを落とした。


エアコンをつけて

ベッドに身体を預ける。

夏夜にエアコンがないと寝れなくなったのはいつ頃からだったか。

そんな事を考えながら、まぶたを閉じる。


脳内で、知りもしないタイトルの曲がループされ始めた。

曲名だけが思い出せなかった。

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