新事実発覚
「五十嵐家は猫又の家系だが、常に力の強い魔女が生まれる家系でもあるんだ」
「って言っても私の家、分家だけどねー」
え、そうだったんだ…
つまり…、どういう事だ?
「あまねちゃん。蜜姫だよ、蜜姫」
「蜜姫ちゃん? あ、そっか。蜜姫ちゃん魔女だ…」
そうか、だから猫又なのに魔女だったんだ
なるほど、よくわかったよ
あ、そういえば気になってた事があったんだよね
「蜜姫ちゃんとつっきーって同じ年なの?」
「え、なんで? 違うよ?」
「え、違うの!?」
じゃあ何で1年生にいるの!?
いや、まず1年生にいるかどうかすらわかんないけど!!
「蜜姫と私は1歳違いだよー。私がおねーちゃん」
「え、じゃあ転校って…」
「蜜姫は2年生のところにいるから」
え…? なんで2年? 年下なのになんで2年?
いわゆるあれか? 飛び級とかいうやつかな?
「頭がいいっていうのはもちろんそうなんだけど、家の仕来りなんだよね。魔女は頭がいいから、どんな順番で生まれたとしても、絶対に1番最初に生まれた子よりも上の学年に入れるっていう…。バカみたいだよね」
つっきーは少しだけ嫌そうな顔をした。
もしかしたら、その仕来りに不満があるのかもしれない。
「それはそうとあまねちゃん。また一カ所だけにいるの?」
「あ、他の所にも行く!」
忘れてた! せっかくいろんな所を回ろうと思ってたのに、忘れちゃだめじゃん!
「他におすすめのところとかある?」
「うーん…、そうだなぁ…。あ、そういえばあまねちゃんって、自分のクラスって行った?」
「ううん、まだ行ってないよ? それがどうしたの?」
行ってないんだよなー、自分のクラスって
まず何してるかわからないし…
てかほんとになにしてんだろ?
「良かったら行かない?」
「え、行くの?」
「え、いやなの?」
「いやな訳じゃないけど」
何してるかわかんないし、今更行くのもどうかと思うし…ね
「だったら行こうよ。すごかったよー」
「そうなの? どんな感じ?」
「見てからのお楽しみー」
お楽しみーって…、すごく気になるんだけど
一体どんな事になってるんだろうなー
自分のクラスに行くのって何日ぶりだっけ?
たしか…、7日? くらいかな
休んだ日も合わせるとだけど
「きょーちゃんはどうしてるのかな?」
「3日間ずっとあまねちゃんの分も頑張ってたよ」
「あらー…、悪い事しちゃったかなー…」
そんなにきょーちゃんが頑張ってくれてたなんて…
後で何かお詫びをしておこう。うん
「そういえば、颯真のクラスって何やってるの?」
「そーちゃんのクラス? 劇してたよ」
「劇してたの!? すごー…」
「また今度、DVDできたら見せてもらおうね」
「そうだね」
ん? てことは、もう劇は終わったのか
残念だな。目の前で見たかったのに
まあいいや、絶対DVD見せてもらうから!
とりあえず今は、自分のクラスだなー…




