ごく普通の月曜日が異世界生活初日になりました
目を閉じる目を開ける何度繰り返しても今の光景が変わる事はない、現実世界ではありえないほど綺麗な草原、過ごしやすい空気、そして青い空、なんだよ夢オチじゃなかったのかよ…
「そろそろ現実を受け止めなよー」
そう透き通った短い髪に黄色く染まった髪をしたかなりの美少女が話しかけてくる
「ここは光風自身が生活してる世界だから光風は良いけど俺からしたら異世界なんだぞ」
「そーですねー」
「大体俺がここにいるのだってお前のせいなんだからな」
「いやいや、勝手についてきた春夜がいけないでしょ」
「その言い方はなんか卑怯だな」
俺の名前は星月春夜容姿は目の下まである黒い髪、身長は高くもなく低くもなく、いや、ちょっとだけ高いほうな?全国平均より確か1cmだけ高かったような気がするから、そして歯並びは良い、顔も不細工ではない自分では思っている、しかし人生でモテたことは一度もない。そしてなにより俺はちゃんとした世界に暮らす普通の高校2年生だったんだよ
―――そう数十分前までは
高校2年の春今日4月23日は高校2年の生活が始まってから4週間目の月曜日だった、金曜日から日曜日まて休みで3連休だった、そこで怠け過ぎてしまったせいで久々の高校授業で相当疲れていたのだろう帰りの電車で爆睡してまっていた。
終点で駅員に起こされた、終点まで来たのは初めてだった。
ホームにあった時刻表を見たら次の電車が来るまで40分あった、これだから田舎は嫌だ、持っていたスマホで調べてみたら200mほど先にコンビニがあったので次の電車が来るまでの時間をコンビニで潰すことにした。
コンビニに向かう途中で同じクラスの水月光風が歩いてるのを見つけてこんな所で何をしているのか気になったため後を追ってみることにした。すると彼女は突然止まった、すると右の建物の入り口へと向かって行った。入って行った建物の方へ行ってみると、
ここは取り壊しが決まった神社…?
なぜこんなところにと考えていたら突然神社の方が光出した、行ってみると光風の足元に眩しい光を放つ紋章のようなものが表れていた。
「なぁ、何してんの?」
つい気になってつい話しかけてしまった、
「え?春夜?どうしてここに?ってこの魔法陣から早く出てぇぇぇー」
どうやら気付かない間に俺も魔法陣に入ってしまっていたようだ、マホウジン?
今魔法陣って言ったか?
これ絶対ヤバいやつだ、出ようと思ったその時だった、どうやら遅かったらしい光風と俺の体は光に包まれた。
ここはどこだ、確か俺は光風の足元にあった魔法陣に巻き込まれて…
「こんなことが他の人達に知られたら…」
光風の声が聞こえる光風も近くにいるようだ。
なんだか体が開放的で気持ちのいい風が直に肌に当たっているような気がする…
「あ、ようやく起きたね」
「なんで俺服着てないんだ?」
「こっちに来る時に不純物とみなされちゃったぽいね」
そうかそれで裸なのか、まぁいいや、他に気になることがいっぱいあるし
「なぁ、光風ここはどこだ?」
「女の子を前にして裸で動揺しないのね、ここは私の生活してる世界まぁ、春夜からしたら異世界ね」
「裸を見られて動じるようでは立派な男になれないからな、いや、そうじゃなくて、待てよ異世界とか、アニメとか漫画とか小説の世界の話だろこんな現実に異世界とかありえないだろ」
「めんどくさいなぁ〜異世界って言ったら異世界なの、私からしたら春夜達が暮らしてる世界の方が異世界なんだからね」
なるほど、その言い方をされると説得力があるな、どうやら俺は本当に異世界に来てしまったらしい、でも気になることがある光風は俺の生活していた世界にいた、そこからこの世界に来たという事だ
「なぁ、お前は俺の世界で生活してたよなだったら俺って元の世界に戻ることが可能なんじゃないのか?」
「戻れるよ」
なるほど戻れるのか、案外単純だな、良かった異世界なんて何が起こるか分からないまだ、元の世界での未練もある、読みかけの漫画、まだ続いてるアニメの完結も見たい、そして彼女を作ること、俺は年の数=彼女いない歴だこれが一番の未練かな、でも光風の容姿は良いし、もしかしたら異世界だし、アニメや漫画見たいな容姿の女の子がこの世界にはたくさんいるんじゃないかと思ったが俺と美少女じゃ不釣り合いだな…
いや待てよ、もしかしたら異世界に来た事によって俺の顔もイケメンになっているんじゃ…
「なぁ、光風俺の顔はどうだ?」
「いつもと同じマヌケな顔をしてるわよ、異世界に来て頭がおかしくなったの?」
「なら、俺を元の世界に戻してくれよ」
「ものすごい速さの切り替えね、私もそうしたいけど春夜を今元の世界に戻すのは危険なの、ついでに言うと私はもう向こうの世界に行くことは出来ない」
「え?なんで?」
「今からそれを説明するわこの世界は複雑だから春夜に理解出来るかは分からないけどね」
確かに俺はあんまり頭は良くないけどその言い方はないんじゃないだろうか、自分では人生の渡り方は上手いほうだと思っているんだから
「まずなぜ春夜が今元の世界に戻るのは危険で、私が元の世界に戻れないのかについてね」
「あぁ、」
それが一番気になる所だ、なぜ俺が今世界に戻るのが危険なのだろうか?地球に隕石でも衝突して地球が崩壊でもするのだろうか?だから光風はこの世界に帰って来たみたいな、だとするとつじつまが合う、合ってしまう、だが俺からすると嫌な展開だ。
いやよく考えたら地球消滅なんてありえないよな、それに裸で異世界なんてそうだこれは夢だ!
「ごめんちょっと寝るわ」
「はぁー!?」
―――そして現在にいたる
「卑怯で結構です、もう現実だってもう分かったでしょ?」
「あぁ、分かりたくないけど、もう分かってる」
「それじゃあ、町へ向かうからついてきてもらえる?」
「あぁ、分かった」
「じゃあ話を始めましょうか、今から話す事はちょっと関係ないけど大事なとこだからちゃんと聞いてね、この世界ではあなた達と同じように学校がある、って言っても中学校までだけどね、小学校ではこの世界についての知識を学び、中学校では戦闘についてと、あなた達の世界について、私達からしたら異世界について学ぶ」
つまり俺らの世界についてはみんなが知っている常識ってことか
「ここからが大事よ、中学卒業をしたら異世界に一度だけ行くことができる扉、世界の狭間に入る許可を貰える、ワープ先の国は選べてそれ以外の都市はランダム、そして異世界に行くことが出来るのは一度だけ、帰りたい時には呪文を唱える、まぁ、呪文を忘れても唱えなくても異世界にいる事の出来る時間は30日だから30日を過ぎたら強制的に戻させるようになってるんだけどね」
なるほど、だから光風はもう俺らの世界には行くことが出来ないってことか、それは分かったけど、まだ気になる事があるな
「本当に一ヶ月なのか?俺が初めて光風を見たのは高校の入学式だった気がするし、体育祭にも、文化祭にもいたよな?」
俺が初めて光風を見たのは入学式だったって事だ、俺らの世界にいることのできる時間が一ヶ月だとするならば高校の入学式に光風がいるわけがないのだから
「うん、一ヶ月だよ春夜が入学式で私を見たってのは間違いじゃないと思うよ、だって私たちが異世界に行く時には私たちの都合の良いようにみんなの記憶が変換されるからね、そしてそれが春夜が元の世界に今帰るのが危ない理由にも繋がってくるんだよ」
そうか、記憶が変えられているのならたとえ光風が俺らの世界にいる事が出来る時間が一ヶ月でも、俺が入学式から光風を見たことがあったっていうのも頷ける。しかしそれがなぜ俺の元の世界に戻るのが危ない理由になるのだろうか…
「でもなんでそれが俺が元の世界に戻るのが危ない理由に?」
「それはね、記憶の変換は当然って言えば当然なんだけど、私たちが来る前の記憶にしか効果がないの、じゃあ私たちがいなくなった後はどうするの?もしかしたら人が急に居なくなって連絡も取れないそんなことになったら警察沙汰になる、だから迷惑をかけないように元の世界に戻る際に記憶は私と関わった全ての人の記憶は消されるの」(本当は迷惑とか考えてなくて偶然そうなったらしいんだけどね)
「でも俺の記憶からお前消えてないんだけど…」
「それは恐らく私と一緒にワープしちゃったから」
「まぁ、そこはいいや、つまり俺と関わっていた人達の記憶がないかもしれないってことだろ?」
「よく分かったわね、そういう事よ」
これはバカにされているのだろうか…
俺の考えていた予想ではなくて良かったというべきなのだろうか、今の展開でも充分なリスクはあると思うが、思っていた展開のようにこの世界から帰れない訳ではないし仕方ない
「話はよく分かった、だがもしかしたら記憶がある可能性もあるだけどそんなことは調べることが出来ないし、ワンチャン記憶ある可能性あるし向こうの世界戻りたいから時空の狭間まで案内してくれないか」
すると光風は俺が言う事が分かっていたかのようにすぐに言葉を返してきた
「それが運の良い(?)事に調べる事が出来る人材がいるのですよ」
「え?」
「同じクラスに愛清理栄寿っていたでしょ」
テストで学年順位毎回一位取ってるやつか
「あぁ、知ってるよ」
「理栄寿もこっちの世界の住人なのよ」
おいマジかよ、凄い奇跡だな日本も決して狭い国でないのにランダムで異世界から来たやつが同じ県の同じ町に暮らしてて、同じ高校通ってるってのは
「確か理栄寿は私が出発してから10日後に出発してるはずだからあと10日以内には帰ってくるし町で待ってみましょうか」
「金はどうするんだ?」
10日待つのはいいのだが俺はお金なんて持っていない俺は何一つ自分の世界から何も持って来れなかったのだから、それに異世界で自分たちの世界のお金が使えるとも思えない
「それはギルドで貰える予定だから心配しないで」
「あぁ、分かった、心配しない」
なんでギルドで貰えるのかは気になったがあえて聞かないでおこう
「言っとくけど私のお金だからね、分かってる?」
「大丈夫、心配するな、人の金で食う飯は美味いって事はちゃんと分かっている」
そう、そのお金は俺のお金ではない可能性が高かったらだ、だが、そこはしっかりしていたようだ。
「全然分かってないじゃないのー!」
「これは貸しにさせていただきます」
「残念です」
せっかく異世界で、ただで寝泊まりが出来ると思ったんだけど…
あれ?15m程先にになんか見えるような気がするんだけどそういえば戦闘についても学ぶって言ったたよな、もしかして…
「おい、この世界って魔物とかいんの?」
「うん、いるよ」
「じゃあ、アレは魔物か?」
「そう、魔物よ、でも大丈夫アレは基本的にゲームの序盤に出てくるような雑魚だから大丈夫よ、名前はプチプチくんよ」
なんだよ、そのネーミングはと思ったけど分かるような気もするというよりその名前しかつけることができなかったんだと分かってしまった、どう見てもあの姿は俺らの世界にあったプチプチを少し大きくなったのが、動いてるようにしか見えないのだから…
「それ俺らの世界にあったプチプチだよな?」
「ま、そんなところね」
やっぱり間違えてはいなかったようだ、光風はそう言うとプチプチくんを踏んだ、するとプチプチくんは光の玉ようになり光風の体の中に入っていった。
「おい、なんだよそれ」
「あ、これ?これはドロップアイテムよ、あなたの世界のプチプチが少し大きくなったものね 、気になるのも仕方ないわ、ドロップアイテムは結構珍しいからね」
と、光風はプチプチくんを倒したときに出た光と同時に落ちたものを拾いながらそんなことを言った。
「んな事は聞いてねぇーよ、さっきの光の玉の事だよ」
「さっきの光の玉は経験値よ、この世界では春夜の世界のRPGのようにレベルがあるの、ちなみにレベルの上限はないからね」
それは面白そうだな、やっぱ異世界といえばこうでなくちゃ
「でも春夜は今の状態だとレベルないわよ」
おっと、これは冒険者ギルドとかで登録するパターンですな
「登録とかするんだろ」
「うん、そうなんだけど少し違うところはこの世界では一歳の時に全ての人が冒険者登録をするの、そこでレベル1になり、それから経験値を入手する事が出来るようになるの」
一歳の時に冒険者登録とは何やら物騒ですね、かなりヤバかったりするのかな、この世界は、ただ…
「なぁ、俺はどうすればいいの?」
そう俺の登録の仕方だ、俺はもう16歳であるだから登録が出来ないって言う可能性もある。
「それは大丈夫だと思うよ、前に親がいなくて、ダンボールの家作って暮らしてた子供がギルドに保護されて冒険者登録してるところみたから」
ダンボールの家で生活していたなんて中々の生命力だと思うよ、まぁ、登録出来るなら良かった。
「ギルドに冒険者登録されたって事はそんなに大事なのか?」
「まぁ、この世界で生き延びるには大切だよ、この当辺りは弱い魔物しかいないけど、他のところにはもっともっと強い魔物もいるからね」
やっぱ大事なのだな俺も早く登録したいなぁーこういうのは中学の頃家に引きこもってRPGばっかやっていた自分からするととてもワクワクする。
「なぁ、光風ってなんの職業なの?」
「魔法使いよ」
魔法使いか、やっぱ異世界って言ったら魔法だよな魔法って人生で一度は使ってみたいものだ。
「あ、でもこういう職業になるのには一定のレベルがないと無理だからね」
おい、まじかよ、魔法使いとかって最初に選べる職業じゃなかったのかよ
「ちなみに何レベから職業選べるの?」
「75レベからよ」
高い、高いなぁ、おい、しかも光風は75レベ超えてるのかよ化け物かよ、
「光風のレベルは?」
「86レベよ」
いや待てよ、高すぎるよな、分かったぞこの世界はレベル上がりやすいだろ
「なぁ、それって高いの?」
「高いと思うわよ、私達と同じ歳の平均レベルが32だから」
やっぱこいつが化け物だったようだ




