晩酌
この異世界では15からお酒が飲めます
故に今エピソードは合法です
「ユキ、今日は飲みたい気分なんだ、いいかな?」
「お付き合い致しますマイ、ロード」
トレセ青年は野菜を卸した際に帰り際に見かけたウイスキーとアテをテーブルの上に置きながらユキを誘った
「グラスはこちらに、すみませんがアイスはお願いします」
「まかせて、ユキはなんでも出来るのに魔法はからっきしだね」
トレセ青年が手をかざすとグラスにカランっと音を立てアイスが精製された
「そうですね、それ以外は誠心誠意マイ、ロードの為に尽くします」
出来ない物は出来ないと認めてやれる事をやりますとウイスキーを注ぎながら返す
「ところで君15よりは上だよね」
「多分ですが、自己申告となりますが16くらいかと」
少女は記憶喪失である為定かではないが体感で返す
「いいさ、今日を無事に過ごせた事に」
「ええ、今日を無事に過ごせた事に」
乾杯とグラスを合わせる
2人はそれぞれ一息にグラスを呷る
「マイ、ロードに出会えたこの運命に感謝を」
「ユキと出会えた運命に感謝を」
また注いで乾杯しさらに呷る
「君の歳はわからないから16でいいよ、あと誕生日は出会った日にしよう」
「いいですねマイ、ロード私達の出会いの日が誕生日なんて」
そうしてまた乾杯し呷る
「マイ、ロードなかなか強いですね」
「ユキ、君も僕にここまで付き合えるとは」
そしてまた一杯
「ウイスキー、なくなりましたね」
「残念だがお開きだ」
最期に乾杯し2人で、また呷る
「ところで私は飲んで大丈夫なんですか?とってもいい気分ですけど、捕まりたくないです」
「大丈夫、この領地は15歳から飲めるからトラ=ネッコ・メインクーン様がそう決めた、だから大丈夫」
2人はすっかりベロベロであるハイペースで飲んだら当たり前である
「メイザフォースビーウィズユー……おやすみなさいマイ、ロード」
「変な挨拶……おやすみ、ユキ」
それぞれ部屋に帰り眠りについた
ちなみに翌朝ユキは普通に朝ごはんを作ってから愛しのマイ、ロードを起こし
愛しのマイ、ロードことトレセ青年も心地よく起きて朝ごはんを頂いていた
2人揃って二日酔いはしない体質で本当によかった……
お酒のエピソードだからと言って飲みながら執筆する必要は無かったんですが気がついたら飲んでました
感想、ご指導ご鞭撻お待ちしております