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機械仕掛けの魔法使い~テッドの舟~  作者: チク
小さな恋の物語

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24/43

いつかの続き

 どうして、こんなことになったのかと思うが、両者望んだことだった。


 子どもの頃は近所のお姉さんで、思春期頃には同年代の女性として意識していた。『結婚しよう』って言いながらキスをせがんだりして。

 大人になって、その続きをしようということになった。

 ホウセンカと幼女がどうのこうのなんて話をしたような……

 裸のシズクは幼女などではなかった。



「シズク、一緒に住もうよ」

 リューオスはシズクの頭を撫でる。

 シズクは嬉しそうだった。


「少し眠ってもいい?」

「うん。俺も少し休む」


 リューオスの腕の中でシズクは眠りはじめた。

 リューオスはその寝顔を見ていた。




     * * *


「私、魔法使いの国でごまちゃんに会って、それで翼のないあなたのことを思い出して……あ、あなた、お名前なんだっけ?」

「タツキ」

「タツキとヤイノはお友達なの?」

 スティナは、ヤイノの方を向く。



「兄弟だよ」

「二人とも翼があってかっこいいね」

 かっこいいという言葉に、ヤイノはでれでれになった。


「シムに会って、どんな話したの?」

 とはタツキ。

 タツキはシムのこと、どんなことでもいいから聞きたかった。


「なんだっけなー……?」

 スティナは首を傾げた。

「瓜二つの男の子がいてその子にすごく親切にしてもらって、ごまちゃんを召喚したらエルフの森に送ってもらったの」



「………?」

 スティナの説明に、今度はタツキが首を傾げた。

 でもわからないなりに、気になることがあった。

「シムに瓜二つの子がいたの?」


「うん」

「その子の名前は?」


「シーザー。あ、その子ね、本名がシーザー・レイ・ラングで、私がスティナ・レイ・アルフだから、同じレイって名前なの」

「……レイ? いい名前だね」


「うん!」

 スティナは笑顔だ。

 それからのタツキはずっと、シムに瓜二つだというレイという子のことが気になっていた。


 ヤイノは、弟が目の前のレイという女の子が気になっていると思った……

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