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ゾムビーとゾムビーとゾムビー。時々ツトム  作者: 時田総司(いぶさん)


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第十五節 石が多すぎるゾムビー

ゾムビー達は遂に、狩人の本拠地に襲来した。政府公認部隊・狩人は最悪の戦いを迎える!


本編第二章から狩人に加わったサイキッカー、抜刀セツナもゾムビー化し、やむを得ず爆破のバーストにより命を絶たれてしま……


「おい! 何でこっちでは二行以内で出番終わってんだ!? 俺の扱い、雑過ぎるだろ!!」


抜刀セツナは悲痛な叫び声を上げるが、ゾムビーとゾムビーとゾムビー、時々ツトム、スタートです!




(これが……現実か……)




爆破は静かにそう思う。






「隊長!」






隊員が叫ぶ。ふと見上げると、そこには普段より一回りか二回りほどの大きさのゾムビーがそびえ立っていた。


「壁……」


爆破は思わず声を漏らした。


「隊長!」


「クソッ‼ ラボ周辺のバリケードを突破されるな!」


隊員が叫びながら応戦する。




「タタタタタタタタ!」




「ガギィン! ガギィン‼ ガギィン‼」


全ての弾丸はそのゾムビーの体によって弾かれた。




狩人隊員達の攻撃をものともしない壁、まさに壁のゾムビーと呼べるゾムビーだった。




「ゴッ‼」


ゾムビーは殴打を繰り出す! 吹き飛ばされる隊員。


「小癪な!」


隊員達は束になってゾムビーを囲い、攻撃していく。しかし――――






「ガギィン! ガギン! ガギィン!」






全ての弾丸は弾かれた。そして――――




「ゴッ! ドゴッ!」




その全ての隊員達は吹き飛ばされていき、狩人は爆破のみとなった。


「バ……バースト‼」


「ボンッ」




「…………ゾ?」




バーストをも無力化するその防御力。


「ハッ‼」


ふと、思い出したように例の石をかざす爆破。


「三つ……だと……」


体内で光るのは三つの石だった。そしてゾムビーは呟く。


「石、3つですゾム!」




「!?」




「我らは3つ星ゾムビー♪」


「いいえ、私は5つ星ー♪」




「ハッ‼」




新しいゾムビーが現れたので、思い出したように例の石をかざす爆破。


「五つ……だと……!?」


体内で光るのは五つの石だった。




「ゾムゥウウ!!」




5つ星ゾムビーは、爆破をはじめとする全ての狩人部隊を拳でばっさばっさとなぎ倒し、狩人ラボを破壊、勢力を日本全体から海を渡り全世界を飲み込み、地球はゾムビーだらけとなった。


めでたし!

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