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ゾムビーとゾムビーとゾムビー。時々ツトム  作者: 時田総司(いぶさん)


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14/16

第十四節 お前ではダメなんだ?

主人公の通う学校が、ゾムビー達に襲われた日――、




(回想)


「副隊長! お勤めご苦労様でス! 今回の連絡は私めが務めさせて頂きましたでございまス!」




「……」




逃隠の言葉に、黙り込む身体。


遂に口を開く。


「見たところ、今回もお前は何もしなかったみたいだな。……一般人の中学生も加勢したというのに……お前にはガッカリだ……」








「ガ――――――ン」








(お前にはガッカリだ……お前にはガッカリだ……お前にはガッカリだ……)






身体の言葉が、逃隠の胸に突き刺さる。


「ガク……ペタァ」


膝を地面につき、両手もつく逃隠。哀愁が漂っている。


(回想終了)




ここは、沼地――、狩人達がゾムビー関連の調査に訪れていた。ゾムビーが発生し、ぬかるんだ地面での不利な戦いを強いられていた。


ぼ――っと一人、戦地にたたずむ男が一人。逃隠サケルである。


(俺は何の為にここに居るんだろウ……俺に何ができるというのだろウ……)




主人公が、ぬかるみにのまれながらゾムビーに襲われていた!


「ツトム!」


叫ぶ身体。




「うわあああああああああああああああ!」


(リジェクトを打たないと! でも手を離したらぬかるみに飲まれて、死ぬ‼)




ふと横を見る主人公。ぬかるみが少しだけ続いており、そこには人の手だけが浮いていた。動かない。主人公を寒気が襲う。


「くっ、何か! おい、銃を使え」


「ダメです、弾切れです。この体勢では補充ができません!」


身体が隊員に指示をするも、銃器は使えない。




「ゾ……ゾ……」




主人公に迫るゾムビー。


「こ、殺される……!」


窮地に立たされる主人公。




「おい! 何か……誰か居ないのか⁉」




片足をぬかるみに飲まれたまま周囲を見渡す身体。そこには、生気を失った逃隠がたたずんでいた。


「おい! サケル! ツトムを助けろ‼」


叫ぶ身体。


「ぼ――。身体ィ――――副隊長ゥ――――?」


生気を失った逃隠に、その声は辛うじて届く程度だった。続けて身体が叫ぶ。






「頼む! 頼れるのはお前……じゃダメか……」




「ぼ――。ですよねェ――」


「ゾムゥー」


「うわっ!! ぎゃ――――!!!!」




かくして、主人公はゾムビー化、他の狩人部隊も全滅した。


めでたし!

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