表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゾムビーとゾムビーとゾムビー。時々ツトム  作者: 時田総司(いぶさん)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/16

第十一節 主人公ツトムの夏休み

爆破が訓練場に着いた時には、もう既に主人公が来ていた。


「スマシさん、今日は遅かったですけど、何かあったのですか?」


主人公が問う。


「ああ、理事会への戦果報告があってな。理事会の連中の前で話すのは気苦労が絶えないよ」


爆破が答える。


「そうなんですか。お疲れ様です。サケル君と副隊長は? 見当たりませんが」


キョロキョロと周りを見渡す主人公。


「ああ、あいつらなら第1訓練場で組手を行っている。サケルが自ら志願して申し出たんだ。せっかくだから身体副隊長にお願いして、相手してもらっている。実戦で役立つかどうかは分からんが……」


「へぇ。サケル君も頑張ってるんだ。(でもスマシさんの評価は低めだ……)」


爆破の言葉を聞き、顔が引きつる主人公。


「じゃあ特訓を開始するぞ、ツトム。お前のこれまでの全力をぶつけていけ!」


「ハイ‼」






 配置に着く主人公。いつものように手袋をはめる。両手をサンドバックに向ける。


(集中……集中だ……この町で、ゾムビー達の好き勝手にはさせない‼)




「リジェクトォオオ‼」




「ドッガァアア‼」


物凄い勢いで吹き飛ばされるサンドバック。


「威力は⁉」


表示器を見る主人公。




「ピピピピピピ……ピ」




2kgの表示。


「えぇ!? たったの2kgぅ!!?」


事実、表示器は壊れていた。


「何だ? ツトム。話にならないじゃないか。これは夏休み中の日にちを使って、特訓のやり直しが必要だな」


「ぎゃー」(夏休みの宿題ができないー!!)」




こうして主人公は夏休み一杯、宿題に手を付けるコトなく訓練場で汗を流し続けた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ