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ゾムビーとゾムビーとゾムビー。時々ツトム  作者: 時田総司(いぶさん)


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10/16

第十節 全滅

瀕死の重体から蘇生した主人公は、超能力の特訓を続けていた。


そこへ――、






「ビ――ビ――ビ――」








ラボ内に警報が鳴り響く。続けてアナウンスが。


「港の工場地帯で、ゾムビーが発生。隊員は直ちに現場に急行せよ。繰り返す……」


「……来たか。ツトム! サケル! 行くぞ‼」


力強く言う爆破。


「ハイ‼」


「おウ‼」


続く主人公と逃隠。






――工場地帯、ゾムビー発生現場。狩人の隊員達、爆破、身体、逃隠そして主人公が専用の車で到着する。




「ゾム……」


「ゾ……」


「ゾムァ……」


前方から6体のゾムビー達が姿を現した。


「姿を現したな。よし! かかれ!」




爆破の号令で、狩人達は戦闘態勢に入る。狩人部隊は、6体のゾムビーを無事、倒した。その後、狩人部隊は隊を分散させ、工場地帯の探索をおこなった。




――30分後、工場地帯の最初に戦闘があった場所にて、散った一同が一旦引き返し集合する。


「皆戻ったか? 戦果を聞きたい、ツトム」


「2体、何とか倒しました」


爆破に答える主人公。


「他は?」


「身体、3体倒しました」


「5名の組、1体です」


「こちらの組は発見できませんでした」


爆破に身体、狩人隊員達が報告していく。


「そうか、私は5体だ。……と、言う事は残り2体だな。しかし、情報に漏れがある可能性もある。実際には何体居るか……この工場地帯は広い、皆、覚悟して探索するぞ!」




「ハイ!」




爆破の号令に返事する一同。再び各持ち場に向けて歩き出す。と、その時、付近の排水口の奥でうごめくモノが……。狩人隊員の一人がそれに気付かず排水口の蓋の上を歩き、通り過ぎようとしていた。瞬間、






「バシュ――」






ゾムビーが蓋の網目のスキマを通り抜けて、飛び出してきた。


「ゾムゥ」




「! そこに隠れていたのか! 隊員、一旦逃げ……」


「グルグル、バシュ!」


爆破の言葉もむなしく、ゾムビーはそのまま隊員にぐるぐると巻き付き、顔面に体液を吐き掛けた。


「ぐあ! あ……ゾ……ゾム」


段々とゾムビー化する隊員。


「くっ、間に合わなかったか、ツトム! やるぞ!」


主人公に話し掛ける爆破。しかし主人公は何かに気が付いた。


「ちょっと待って下さい。何か……様子が……」


いつもは、人間をゾムビー化させるため、向かってくるゾムビー。しかし、たった今ゾムビー化した、元隊員はこちらに向かって持っていた銃器を構えていた。




「まさか…………全員、伏せろぉおお‼」








「タタタタタタタタタタタタ」








叫ぶ爆破。隊員だったゾムビーは銃器を発砲してきた。


「ぐわっ!」


「があっ!」


「うっ!」


次々と被弾していく狩人隊員達。




「ぐあっ」


「ぎゃー」


「ぐっ」


「えっ?」




爆破、逃隠、身体、主人公も被弾してしまった。そして――、




狩人、全滅!!!!




そして日本は滅びた。





(続きます)

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