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第伍話(第5話)

 もう。勝手に逃げちゃって。

 三花、どこに行ったんだろ。

 広いな〜この地下空間。

 透視〜。

 いたいた。

 透視解除。

 解除しないと歩きづらいもんね。

 あれ?

 あの場所どうやって行けばいいんだろう・・・?


 「それで?姿が見えてたのに行き方がわからなくて迷った?」

 何で私怒られてるんだろう。

 「馬鹿か。」

 三花の目が冷たい。

 冷たい目(ゴールド・アイ)!!

 あっ、英語で言うとかっこいい!?

 ぼくっ

 「痛いぃぃぃ!?今の綺麗に入ったよ!?」

 「死ね。」

 三花はクールだねえ。

 ぼくっ

 本日2回目。

 意識が何処かに飛んでった。


 起きたら三花が覗きこんできてた。

 「今日は白羽に他の奴らに紹介してもらえる。早く起きろ。」

 ガバッ

 ゴンッ

 二段ベッドの下段か・・・。

 頭が痛い。

 「丈夂起きたぞ。白羽。」

 白羽来てたの!?

 髪の手入れっ歯磨きっ

 よし、完璧。

 「盛大な寝癖、歯ブラシを放り出す、よって落第。って感じだな。」

 「言わないで〜!!」


 部屋でてすぐに、一人の少年に会った。

 「あっ、水島・・・どっち?」

 白羽、どっちって何が?

 「今は左門(さもん)。そっちの二人は昨日きたの?

 初めまして。」

 「はずまむした。」

 凄い噛み方した。

 「わざとだ。気にしないでくれ。」

 「み、み、三花〜!?」

 わかってるでしょ!?

 で。

 「『今は』とは?」

 「僕は二重人格だからね。僕が表の人格。

 裏の右羅(うら)も会ったら宜しく!」

 調子者だな。

 ドグッ

 ・・・・・痛つぅぅぅ!?

 「僕は」

 どこいたのあんた!?

 「僕は葉更賀史魅途(はざらか しみと)。」

 無視された!?

 「あ〜・・・僕は鬼ではないんだ。」

 気まずそうだな。

 よしっ

 「別に構わない。」

 ・・・私の決心が・・

 セリフは取っちゃいけないよね。

 「んじゃ、後宜しく〜。」

 白羽が颯爽と去っていく。

 ・・・・・。

 「逃げやがった。」

 「逃げたな。」

 「逃げたね。」

 「逃げたよね。」

 以上、公式見解。

 このあとどうしろと言うんだ。


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