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閑話、豚は出荷よォ〜
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|( ´•௰•`)ドナドナ〜 |▪| ◣
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ーーーーーフェーリ王国北部 雪の街「アグリ」
魔猪の森(主人公のダンジョンがある所)
ざっ、ざっ、ざっ、…………
静かな森に多くの騎士が歩く音のみが響く。
歩く人間は皆、重装備を着込み前方のものは剣を後方のものは杖を装備し魔物の襲撃を警戒する。
しかし、魔物の襲撃は一向になく嫌に歩く音のみが子騙すのみ。
痺れを切らした騎士の中でも豪華な装飾を施し最も後方で指揮を撮っている豚のように醜く太った者が喚き散らす。
「まだか!まだ魔物共は来ないのか!
この調査隊は私の昇進がかかっているのだ!
絶対に魔物共を駆逐するか、大移動の原因を見つけるのだ!」
この豚は調査隊のリスクも知らずに自分の富を増やす絶好の機会として名乗りを上げた貴族である。この調査隊の騎士は豚が他の貴族に手柄を取られることを嫌い、この豚の私兵のみを連れてきていた。それはこの豚の独断である。
もちろんこのようなことをして貴族への評判が良くなるわけがない。しかし、この豚はこの調査隊が成功すれば自分の力を示すことが出来ると踏んだのだ。この調査隊が失敗した場合、貴族の身分を剥奪、もしくは斬首刑になるだろう。
そんなリスクを抱えてまでおの行動を撮った理由は単純である。(リスクがあることにすら気づいているかすら怪しいが)
この豚、国に収める税金をちょろまかし私腹を肥やしていた。それに法外の重税を領民に掛けておりそれも国にバレて後がない状態であった。
そこヘこの調査隊の依頼が舞い込んできたというのが事の顛末である。
「はっ!未だ収穫がございません。戦闘は森入口付近への魔物共のみでございます。
報告にあった通り奥地にいるはずの魔物が確認され…………ぐっ!
お、り……ます」
「この!使えんノロマが!まだわからんのか!
私はそんな報告を聞きたいのではない!
魔物共の原因を見つけろと命令したのだ!さっさと見つけられんのか!」
豚は報告に来た騎士を剣の柄で引っぱたく。
理不尽な怒りを騎士にぶつけながら豚は森を我が物顔で闊歩する。
"伝令!伝令!森の奥にダンジョンを発見!
繰り返す!森の奥にダンジョンを発見!"
豚にとって吉報が舞い込んできた。
自分の調査隊が魔物共の原因を目付だし、さらにダンジョンもおまけで見つけたのだ。
「なにぃ!ダンジョンだと!それが魔物共の原因か!よし、お前ら進めぇ!ダンジョンの宝物を持ち帰り陛下に献上するのだぁ」
豚は叫ぶ。(この豚宝物の半分程をちょろまかして報告するつもりである。懲りない豚はただの豚でしかない。)
これから起こることにを知らずにのうのうと
ウツボカズラへ誘われる蟲のように
ダンジョンへと足を進んでいくのだ……。
次回、豚出荷される!
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