神はずっとハイテンション
一人称とか、三人称がごっちゃです。すいません。
「ん・・・ここは・・・?」
なんだか頭がくらくらしている。酒は飲んだことがない新一だったが、二日酔いとはこんなものだろうかと考える。
「確か・・・家に帰る途中で、なんか体が動かなくなって・・・」
そして、とてつもない睡魔に襲われた。そんなことを思い出しながら、揺れる頭を押さえつけ辺りを見回す。
「ここは・・・」
そこには見たことのない景色がひろっがていた。雪で覆われた世界。いや、実際にはすべてが白い世界が広がっていた。地面や木、鳥に至るまですべてが白だった。真っ白な風景画とでもいうべきだろうか。
「すげ・・・」
思わず口に出したその言葉に、
「えっへーん!!!そうだろ~!?すごいだろ~!?」
「ッ!?」
後ろから幼い男の子の声が聞こえた。振り返るとそこには
「・・・おれ?」
小さい頃の自分がいた。
「そうだよ~!君だよ~高村新一君!君が十二歳のころの姿だよ~!」
なぜここに自分が?しかも小さい頃の?
「ん~なんでかというとね~」
「ッ!?」
なんだ?心を読まれた?
「ああ、ごめんごめん!紹介が遅れたね。僕は『神』だよ。そしてこれから君を異世界に転移させるんだ~」
なんだって?
「つまり・・・俺は死んだってことか?」
「おぉー!理解が早いね~!そうだよー。君はあの日に降ってきた鉄骨にブチ抜かれちゃうんだ~」
あぁ、体が動けなくなって、眠たくなった日か・・・どおりで体が動かないわけだ。鉄骨に貫かれたんだもな。・・・ていうか死んだのか俺。あっけないというか、なんというか・・・
「で、これから俺は異世界にいけばいいんだよな?」
「・・・話が早くて助かるんだけどさ。もっと『えぇー死んじゃったのー!!!!ヒャッハーーー!!!』とかないの?」
「まぁ、そうだけどさ。仕方ないかなーっておもうことにするよ。むこうでは精々死なないようにするさ。」
「ふーん。案外ドライなんだね~まぁ、いいや。さて、君はさっそくこれから異世界に行くんだけど、特別な能力を授けようとおもいま~す。」
「やっぱりか、異世界物の定番だな。」
「ただし、一個だけだよー!」
「・・・はぁ?」
え、一個?たったの一つ?それだけで異世界に行けってか?んな無茶な・・・
「まーまー。落ち着いて。言いたいことはわかるけど、一個って言ってもその世界では並ぶ者がいないし、僕も一個あげるので精一杯なんだ~」
「なら、仕方ないのか。それでどんな能力があるんだ?」
「んとね~『攻撃up Lv.10』とかー『敏捷速度Lv.10』とかかなー」
「なんか微妙だな・・・魔法はないのか?」
「あるけど『魔力up LV.10』とか、『魔法攻撃up Lv.10』とかかな~』
「ステータスを上げるものしかないいてことか・・・じゃあ、一番死ににくい能力ってなんだ?」
「そだねー『回復速度LV.10』かなー?」
「んじゃ、それで。」
「ええっ!?そんな適当でいいの!?」
珍しく神が焦っている。
「まぁ、死なないことが一番だしな。・・・前世はあっけなく死んだけど。」
「ふーん。OK!じゃあ、『回復速度LV.10』を君に授けるよ~ がんばってね~」
体が光に包まれる。お別れか。神との対面もあっけないものだな・・・しかもずっとハイテンションな神だし・・・ずっと笑ってるし・・・
「んじゃあ、次の世界では死なないように頑張ってきます。」
「ん~がんばれ-!でも、死ぬことはないと思うよ?、『回復速度LV.10』もあるし。」
「それもそうだな。」
俺は苦笑しながらそういった。そして、だんだんと光が強くなる。
「最後になるけど・・・
『回復速度LV.10』をあげたこと恨まないでね!」
神は笑いながらそう言った。
不定期で投稿します。よろしくお願いします。




