フリードベルク市街戦
「準備が整いました。」
「うむ、聞こう」
「まず、絶対条件としてサルマト氏の臨時政府樹立に辺り、円滑な政権交代を行わせるためのフリードベルクの都市機能、役場、公共施設、商店などの破壊を禁じます。」
「次に敵の駐留軍です。これは前回の我らがエルゼ国との戦いで既に消耗し、現状は3000名にも満たないでしょう。」
「ふむ、続けろ」
「そこで今回は敵兵と反対勢力の殲滅戦を中心に、サルマト氏の情報から得た都市の主要な権力者5名を遊撃隊での逮捕勾留を最優先で行います。」
「わかった。それで戦艦の方はどうする」
「それは砲兵隊に任せます。」
「よし、砲兵の指揮は私がする。我が軍師には国取りの指揮を託す。よいな。」
ハッ!
(あんた間近で戦艦みたいだけじゃないの)
「なんか言いたいことがありそうだな」
「ありません!いって参ります!」
~翌日 昼過ぎのフリードベルク市内~
「おはようございますー!」
「今日も冷えるねぇー、」
ザッザッザッザッザッザッザッザッ!!
「なんの音だ??」
「わっ!人間!人間の軍隊だ!」
「え?何事?!まさか我々が負けたのか?」
この時、バドゥーの指揮する7500名の軍団兵が南方3キロに展開し、これに食い付いたエルフの軍勢は町から遠ざかり、戦闘中。
軍の居ない街を我が物顔で走り続けた。
ザッザッザッザッザッザッザッザッ!!
ユーキ中佐率いる駆け足の早い遊撃隊500名が地方政権の議事堂を目指した。
その頃町の北側では
「ウテェェ!!いいぞ!撃ちまくれぇぇ!」
ボーン、ボボボーーンッッ!
臼砲から放たれた砲弾が次々と命中し、巨大な船体のあちこちから爆風と炎が吹き出す。
エリゼ率いる銃兵隊、1400もの銃口が船を守る数百名のエルフに向けられた。
「撃てぇぇ!」ズドドドドドン!!
エリゼ団長(警備隊のエルフどもは倒せても流石にこのサイズの船を完全破壊は厳しいか)
~ フリードベルク大通り ~
「きゃぁあ!にんげん!人間よ!」
「危ないぞ離れろ!」
ザッザッザッザッザッザッザッザッ!!
「見えたぞ!あれが議事堂だ!」
~フリードベルク議事堂内~
「えー、つきましては本日の予算審議と議題は全て終りょ」バーーーンッッ!!
議員たち「?!?!?!?!?!」
何だ、何事だ!議事堂の扉を破るとは!
こんの無礼者!なんのバカ騒ぎだ!
ザッザッザッザッザッザッザッザッ!!
配置完了しました中佐どの!うむ、ご苦労。
「な!軍人?!神聖な政治の場に兵隊が入るなど、、、に、人間ダァぁ!!!」
「ち、畜生風情がなんでこんなところに!」
「ぼぼ、防衛隊は?!軍は全滅したのか?!」
「えー、紳士諸君。私はこの都市の名主6名えー、(6名分の名前)の身柄を拘束しにまいりました!」
ふざけるなよ!畜生が!
そーだそーだ!我等は高貴な存在だぞ。
ふむ。6名の手配書を
はっ。
えーと、あのおっさんとあのおっさんと、、
「よしいるな。大尉やつらを逮捕しろ」
はっ!
議事堂のガルマニア国旗は降ろされ、空にはダークブルーに薔薇を咥えたドクロが描かれたエリゼ師団旗が翻った。
降参だ!降参する!
手をあげてひざまづけ!武器を捨てろ!
こうしてフリードベルクは一日も持たず陥落。我々の武勇に新たな1ページが刻まれた。
はずだった、、、。
~フリードベルク北側 ~
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「まずい!何としても撃ち落とせ!」
ボーン!ボボーーン!
駄目です!敵船に弾が届きません!
くそっ!
突如動き始めた魔道戦艦はスルスルと上昇を開始、こちらの臼砲では届かない高さまで高度を上げた。
「ヤバイぞこれは、総員!物陰に隠れろ!」
浮上した戦艦から火のついた油の樽が落とされる。ドカーーン!ドカーーン!
ボォォォォオッッ!!
「ウワァァァァ!!熱い!火が!」
「助けて!体が焼ける!お母さんッッ、」
「撤退!総員撤退しろ!!!」
(まずい!船が市街地の方向に)
~ フリードベルク市街上空 ~
「さて、議員のみなさんこれからのお話を」
大変です中佐!戦艦が!魔道戦艦が上空に!
(?!?!?!)
何が起こっている?団長がしくじったのか??
議員A「くくく、あれは遠隔操作でも動く代物よ。おそらく近くに高位の魔術師がおられるのだ」
なんだと?!?!
俺は議事堂を飛び出し、空を見上げた。
ヒュルルルル、、、
ああ、ここまでか。
火のついた油樽が無数に降ってくる、、
避けようがない。
俺は他のゲーム内で火刑に処された事がある。もう痛いのは懲り懲りだ、、、。




