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尾張統一前編
宿老の平手政秀が自害した。
史実の信長は神社を建てて政秀の霊を祀ったそうだが今回は墓を作るだけにした。
さて信秀が死んで俺は正式に織田家の後継ぎとなった。
だがまだ外部には織田家弾正忠家の本家である尾張守護代がいる更に内部には信勝という対抗馬が反逆の機会を伺っている。さっさとどっちも殺したい所だが桶狭間までは史実通りに動く予定だまだ動きはしない。
ここ一年間尾張守護代との戦いはこちらが有利に運んでいる。
敵を長槍のリーチ差で一方的に殺せる。敵は連戦連敗を重ね、瀕死レベルで弱体化していた。
あれから一年足らずで清須方尾張守護代を滅ぼせた。
だがこれからだ、今の所、信勝達が反乱を起こさないのは俺の後ろ盾である斎藤道三がいるからだ
だがもう直ぐ斎藤道三は討ち死にする。
そうなれば信勝派は好機と見て反乱を起こす。
少し不安だったがこれで信勝を殺すことができる安心感の二つの感情が心の中で渦巻いていた。
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