6|まほうのあそび
しばらくおしろをたんけんすると、まどからは、青い海が見えました。
「およいでみたいなあ」
ヌールが言うと、あおいはまた大きくいきをすいました。
「くーろ、くーろ、かなえてちょうだい♪ お魚さんみたいに、およげるようにしてちょうだい♪」
「ヤッラー!」
水にとびこむと、あおいとヌールは、まるで魚のように、すいすいおよげました。
色とりどりのお魚たちが、まわりをくるくるおよぎ回ります。
「ヌール、こっちこっち!」
ヌールは、思いきり水をけって、あおいの後をおいかけました。
海から上がると、こんどはおにわにアヒルがいました。
「がーがー」
ヌールが、ふしぎそうに首をかしげます。
「なんて言ってるのかなあ」
「くーろ、くーろ、かなえてちょうだい♪ アヒルさんのことば、分かるようにしてちょうだい♪」
「ヤッラー!」
とたんに、アヒルの声が、ちゃんとしたことばに聞こえてきました。
「こんにちは! 今日は、いい天気だね」
「わあ、しゃべった!」
あおいとヌールは、顔を見合わせて、大わらいしました。
夜になると、三人はおかの上にねころんで、空を見上げました。
星が、いっぱいまたたいています。
「あの星に、のってみたいな」
あおいがつぶやくと、ヌールもこくんとうなずきました。
「くーろ、くーろ、かなえてちょうだい♪
お星さまに、のれるようにしてちょうだい♪」
「ヤッラー!」
気がつくと、三人は、きらきら光る星の上にすわっていました。
下を見れば、せかいじゅうの明かりが、小さな星のように光っています。
「きれいだね」
「うん。きれい」
あおいとヌールとクロは、いつまでも、星の上でならんですわっていました。




