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極彩色のハッピーライフ!  作者: 忍野。
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◎幼なじみとおねえさま!

「なんで聖真(しょうま)も南堂に入ったの?」


一目置かれてしまっている私と琥珀は、友達を作ってレッツ青春!なんて出来る訳もなく、唯一の友達で幼なじみの神谷聖真と仲良く3人でお昼のお弁当を食べているわけで。


「だって、俺がいなきゃ二人暴走機関車顔負けなんだよ、自覚しろボケ。」


「えー、ひーはそんなでもないと思うけど?琥珀の方がやんちゃじゃん!?」


「いや、お前にだけは言われたくないから!」


聖真はパパの部下で、今は幹部?になっててパパの右腕みたいになってる人の息子なんだけど、ちっちゃい頃から本当にあーでもないこーでもないって喧嘩したり、事務所でよく遊んでたんだ。


で、気付いたら同じ高校。ちゃっかり彼女作ってるしなんなのこのリア充。


「おかしいなぁ、高校でこそ友達と毎日エンジョイのはずだったのに。」


「友達欲しかったら喧嘩やめたら?」


「売られるんだもん、買うしかないじゃん?」


「買わずにウインドウショッピングしろよバカ。」


喧嘩のウインドウショッピングって何!?


聖真ってなんか、頭いいって言うか回転早いからちょっとお馬鹿系な私にはたまに理解できないこと言うんだよね。


喧嘩のウインドウショッピングとは。





お家にまっすぐ帰る日もあるけど、高校に入ってママにお願いしたの。ママが経営してるカフェでバイトさせて欲しいって。


ママはたまにしかお店に出てなくて、今は副店長の流夏(るか)さんが基本的に回してるんだけど、流夏さんはオープンからずーっと働いてるんだって!ていうか流夏さんしか残らなかった、みんな独立していったって言ってたなぁ。


「高校も友達出来そうにないよ……」


「なーに落ち込んでんの、ひーちゃんのママだって高校三年生くらいでやっと友達出来たんだよ。クラス替えもあるんだし、1年我慢してみな?」


「いっつも琥珀とセットだし、先輩とかめっちゃ面倒臭いし。何なの?南堂はそんっなに喧嘩強い人が偉いの?」


「そうだねー……伝統あるくそヤンキー高だから。やめとけって皆止めたのにー。」


ほら、元気だしなって言って、流夏さんがアイスティーとマフィンを用意してくれた。もうね、流夏さんの味って本当に最高なの!!


「食べ物で元気出る辺り、ほんとてんちょさんそっくりだわ!」


「ママは食べ物愛してるもんね……」


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