大収穫!
「さあて、寝直すか」とライルが言うと、
「救出しなくて宜しいのですか?」と不思議な顔をするメーリン
「姫達は大丈夫です?」とシャムは心配している。
「ミミルを抱き枕にしてください」とミミルはいつも通りマイペース
「お休みなさい」と寝る体勢のコムリ
ライルがミミルを抱き枕にしながら「お休みなさい」とコムリに返事をして寝ると、することもなく疲れていた奴隷たちもいつの間にか寝てしまうのだった。
外で見張り役をしていた警備係は、
「おぃ、コイツらも寝てしまったぞ!?」
「あぁ、昼過ぎに捕まえた美少女達も寝てしまったな……」
「まぁ、大人しくしといてくれるんなら良いんじゃないか?」
「そうだな、契約魔法を使える魔導師が来るまでな」と笑い合っていた。
警備係はライル達が壁で閉ざされた部屋の中で寝ているので安心して話していたが、警戒心が高く、ライルの寝顔を見るためにも起きていた耳の良いミミルには聞こえていた。
「ライル様、起きてください。」
「どうした?撫でて欲しいのか?」
「はい!欲しいです❕ではなくて契約魔法を使う魔導師が来るそうです‼」
ミミルは対処の仕方が分からなかった為、自分で判断せず、取り敢えずライルに報告してみる事にしたのだ。
「そっか、報告有り難う!お礼に撫で撫でしてやる」
「ライル様~♪」
「じゃあ、魔導師が来たら反撃しようか!それまで寝ていような♪」
「そんなに眠いのですか?」
「寝てれば油断するからな。」
「分かりました。」
ライル達が寝ていると壁が開き警備係数名と共に魔導師がやって来た。
依然として寝たままのライル達に魔導師が奴隷契約魔法を使おうとする。
だが、ライル達には効果が無い。
警備係が不思議に思う中、魔導師が呻き始め、手の甲に奴隷紋が浮き出てくる。
どうやら、代わりに変化が起こったのは魔導師の方だったようだ。
ライルの魔法リフレクションに依って掛けた魔法が魔導師自身に跳ね返っていたのだ。
「じゃあ、こいつらに奴隷契約魔法を掛けて俺の奴隷にしてあげて」ライルが魔導師に命令をする。
それに逆らいたくとも逆らえない魔導師は警備係に契約魔法を掛けて行った。
さらに続けて言う、
「じゃあ、他の部屋にいる警備係や商人仲間達にも掛けて行こうか。」
と警備係に案内させて行く。
部屋を順に廻り姫達を見つけたライルは、「迎えに来たよ!」と言い、「で、どの様な奴隷が欲しかったの?」と笑い掛ける。
こうして順に全ての部屋を廻り奴隷を増やし、集まった奴隷は200近い人数だった。
大収穫に終わったライルは「俺のために有り難う!」と姫達にお礼を言うのだった。




