24.鬼ごっこ
無言になり、逃げを探し始めて一時間程が経った頃、時道が話し始めた。
「なぁ、慎太郎。」
「どうした?逃げを見つけたのか?」
「いやぁ、別にそうゆうわけじゃあないんだけどヨォ?さっきからずっと気になってたんだがヨォ?」
「…なんだ?一応聞いてやる。」
時道は、真剣な顔になった。
「お前ってヨォ?米かパンっつったら、どっちの方が好きなんだ?」
「…なぁ、それって今重要か?」
「ああ!重要さ!それを知っておかなかちゃあならねぇ!気になっちまったら知らずにはいられねぇんだヨォ!あ、ちなみに俺は、パンだぜ!」
「…米だ。」
時道は凄くがっかりした表情になった。
「ええ〜、敵かヨォ〜。」
「…マジでこれ今重要だったか?なぁ?頼むから今の時間を返してくれないか?」
「なぁ?知ってるか?時間は巻き戻せねぇんだぜ?」
慎太郎は呆れた顔で言った。
「なんでお前がここまで生き残ってきたのかわからねぇよ。」
「そりゃあ占いよ!占いで全部決めてきたのさ!」
「お前、楽しそうだな。」
「ああ!楽しいぜ!これはゲームなんだから楽しくいかないとな!」
慎太郎はため息を吐いた。
「はぁ、もういいか?早くゲームを終わらせたいんだ。」
「よっしゃ〜!探すゼェ!」
時道は、近くの建物に走って入って行った。
「おい!時道!そこはさっき探したところだろ!?」
慎太郎は、時道を追って建物へと入って行った。
建物に入り、時道を見つけ、建物から出ようとした時、外で葵が言い争いをしていた。
「おい、慎太郎、あの二人、なんて言ってるんだ?」
「聞こえない、聞こえないが、嫌な予感がするのは確かだ。…ん?あいつ、ゲーム開始前に泣いてたプレイヤーじゃないか?」
「…ん?ああ!思い出したぜ!たしかにあいつだ!」
そのとき、その男性がナイフを出した。
「まずい!時道!止めに行くぞ!あの二人はどちらも鬼だ!止めるんだよ!」
「あ、ああ!わかった!」
時道と慎太郎は、二人を止めに行った。




