血だらけのルルのことを回復させるのが先決だし、背負いながら2人の天志と同時に戦うなんてそんな芸当今のうかにできるだろうか?
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「終焉の惡魔と繋がりのあるピースウォーカーなんて死んじゃえ!いなくなっちゃえばいいんだ!」
「だからそれには深い事情があって...なんでわかってくれないのよ!聞く耳を持ってくれなかったら話し合いなんてできないじゃない!」
それでもミサはそれらのことを無視してぐっと首に力を引っ込めてきた。
その瞬間、ピアスピアで繋がれていたルルがうかの事を突き飛ばしてきて、ピースウォーカー!と叫んだ。
ザクッッッ!!!!!
ブシュッッッ!!!!
真っ赤な鮮血が飛び散って、それが顔にかかってきた。
「大丈夫ルル!?何でそんなことをしてくれたのよ!?いつもピースウォーカーだなんだって言って見下してくるのに!!」
「別に見下しているわけじゃない。ただ関心がなかっただけだよ」
そう言ってかなり傷ついた様子で返事をしてくるのだけど、見ているだけで痛々しくて、もう返事をしないでと思うくらいだった。
「それでも自分が傷ついてまで関心のないピースウォーカーを庇うなんておかしいじゃない!」
「こういうことになったのは僕のせいでもあるんだ、からここで身を挺して庇うのは別におかしな話じゃないだろう」
声が震えていて、体もぐったりしていたので、多分当たりどころが悪かったのだろう。
どこを鉄屑で刺されたのかわからないくらい血だらけだったから、どこを怪我したのかはまだ不明だ。
「ありえない!なんで天志がピースウォーカーのことなんか庇うの!?しかもあなたは救世軍OLIVの幹部でしょ!!こんなことありえないことだと思う!!おかしいよ!!」
そう言うとミサは何やら様子がおかしくなって、直立不動でずっとルルのことを凝視していたのだった。
「大丈夫、ルル!?すぐに回復させてあげるから待っていてね!!」
そうやって励ましながらなんとか意識を保っていられるように応援していたのだけど、ミサはそういったことすらも耳に入っていないような様子だった。
だけど今はそんなことにかまっている暇はない。
一刻も早く回復させてあげなければいけない。
そして衝撃的なことが起きた。
なんと次の瞬間、ぶくぶくと口から泡を吹きながらミサがその場に倒れ込んだのだった。
「ぶくぶくぶくぶく........」
「どういうこと!?」
そうか。
天志がピースウォーカーをかばうという自分がどうしても受け入れられないような光景を見て、あまりのショックに気絶をしたんだ。
ちょっとかわいそうな気もするけれど今しかないだろう。
「ちょっと待っててね、ルル!今すぐにあなたのことを楽園の光まで運んで、回復させてあげるからね!心配しなくてもいいからね!大丈夫だよ!」
そうやって一生懸命励まして飛ぶ。
バサッッッ!!!!!!
ビュウウウウン!!!!!!!!!
「絶対に大丈夫だからね!死んじゃダメだよ!約束だからね!」
自分のことをかばってくれた人に対して、なるべく励ましてあげたいという気持ちがあった。
死んでしまったら後悔が残るだろう。
それはゴスペルみたいなものだ。
あの時自分がああいう風にしていなければ、あの人は死ななかったのかな?などと後悔したくない!!
バサッッッ!!!!!!
その時、何か遠くの方から2つの影が見え
た。
「まさか救世軍OLIVがこの辺をうろついているんじゃないでしょうね!?」
だとしたら大変なことだ。
そう思って警戒しながら楽園の光に近づいていたのだけど、近づくよりも前にその2つの影がこっちに近づいてきた。
天志だったようだけれど、どうやら救世軍OLIVではないようで少しだけ安心した。
そうするとその2人はあることを尋ねてきたのだった。
「すいません、ちょっとお聞きしたいことがあるのですけど」
「何ですか?」
こんなところで天志と出くわすなんて普通じゃないから、警戒していた。
「この辺にミサという子がいるはずなんですけど、見かけなかったでしょうか?」
空から地面を見下ろしてみれば教義学校の瓦礫が飛び散っている。
だから関係者が探しているかもしれないと想像していたのだけど、まさかこの二人がミサの関係者だとは。
ミサに対しては正直言って恨んでいた。
いくら子供だからといってああいった行動を取られれば当然許せなくなる。
子供だからぐっとこらえているけれど、ルルをこんな目に遭わせてきたのと、あとは密告のようなことをされたことに対してイライラしていた。
そのことを思うだけで普通じゃいられなかった。
というか、この2人は関係者ではなくてもしや両親なのでは?
ということは、ミサに対して偏見を刷り込んだ張本人だ。
...これはかなりまずい状況なのではないだろうか?
子供が子供なので、親がどんな態度を取るかある程度は予想できるし、最悪戦闘になるだろう。
今この状況で?
まさか!
そんなことできるわけがない!
血だらけのルルのことを回復させるのが先決だし、背負いながら2人の天志と同時に戦うなんてそんな芸当今のうかにできるだろうか?
ここはもうこうするしかない。
本当はそんなことしたくないけれど「知りませんね。見てもいないです」
そう言ってここから立ち去ろうとした。
そうすると男性の方が、して当然の質問をしてきた。
「なぜその腕に抱きかかえている天志は怪我をしているのですか?」
...さて、なんて答えよう?
それは当然の質問だろう。
瓦礫の山が飛び散っていて、怪我をした人を抱えているのだから、ここで戦闘があったのだろうと考えるのは当然だし、自分の娘がそれに巻き込まれているんじゃないか?と考えるのは、普通の頭があれば当然のことだ。
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