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君の心に灯火を……  作者: 雪
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第93話 ユウの姉との接点

いつかすず達を自分の絵柄で描いてみたいと思う今日この頃。すずとかの女の子のキャラはともかく男の子のキャラにはかなりあとの話になりそうだと思ってます。それと言い忘れてたんですけど翔斗の苗字は早川です!それを把握した上で楽しんできてください!

「ご馳走様でした。」


「ごちそうさまでした!」


ユウは相変わらず礼儀正しいな……すずは元気だな、可愛い。ユウもちょっと眉をひそめつつピーマンも食べてたし。作り笑い以外の表情をしてる時は子供っぽく見えるんだよな……おじいちゃん年齢のはずなのに。


「すずは相変わらず元気だな……ごちそうさま。」


「星野さんの元気な所お前も見習えよ!生活習慣もしっかりしてるみたいだしな。せめて涼も、もう少し早く寝るように努力をだな……」


「ちょ、父さんそれは……」


ユウに聞かれたら俺が終わる……あ、手遅れか。


「おや、涼君?おかしいねぇ、早く寝るようにと僕と話したはずなんだけれど?昨日は何時に寝たんだい?」


あーやっぱり……とりあえず誤魔化すか。時間。


「……0時だな。」


これでも遅いんだろうが……まだマシだよな。

そう考えて言ったものの母さんが首を傾げて


「あら?涼昨日やりたいことがあるって言って私とお父さんの止めも聞かずにオールしてなかったかしら?」


と余計なことを言う。

クッソ……ダメだ、ユウ完全にキレる数秒前って顔してる。終わった。


「母さん……余計なこと言うの辞めてくれ、ユウがキレる寸前の顔してるのに。」


「フフフ……何を言っているんだい?僕は怒っていないよ?ただ涼君、お風呂入る前に少しお話しようか。」


「完全に怒ってる時のセリフじゃないかそれ……」


「涼オールするのはダメだよ。どうせ怜斗が……ん"ん"ッッ……じゃなくて最近ユウに何も言われてなかったからオールしたんでしょ。」


……絶対今俺の親いること忘れて「どうせ怜斗が由衣のとこ行ってるのをいい事に夜更かししたんでしょ!」って言いかけたよな。ほら、母さんも父さんも怜斗の名前が出てくるとは思わなくって目が点になってるし。


「あら……涼、星野さんと如月さんに怜斗君の話してたの?」


「意外だなぁ……今まで自分から話そうとしなかったのに。」


「いや、初めに話したのは翔斗と由衣だな。翔斗があまりにもしつこかったからそれで。一時俺が嫌がらせされてた時の話した時の由衣めっちゃキレてたの覚えてる。」


「それを知った時僕も呪おうかと思ったけどね。」


「私はすでに呪ってるけど。」


怖っ……今サラッとユウとんでもないこと言ったよな。呪おうかと思ったって。すずに関してはもう呪ったって……え?


「ちょ、すず?いつの間にそんな事してたんだ……?え、てか俺誰にやられたかとか言ってない……」


「……冗談だよ涼。」


「すず、俺の気のせいか?今妙な間がなかったか?というかそもそも冗談だよっていう目じゃない……」


「冗談だよ涼。」


よし、怜斗に聞いた方が良さそうだな。次会ったら絶対に聞こう。


「あらあら……でも良かったわねぇ、あの時のこと知ってくれてる友達が居て。当時は酷かったもの。」


「まず基本何も食べれてなくて倒れるのがしょっちゅうだったのもあるが特に目立ったのはアレだな。怜斗君が居なくなった事で笑わなくなった事だよなぁ……病院行ってもあまり改善されなかったし。」


まぁ、それは仕方ないだろ多分。というかそもそも今は一緒に居るんだよな……ははは……


「そうねぇ……だからこそこっちに来てよかったと思うわ。本当は別の所にするつもりだったんだけど20代くらいの人かしら?引越しの話をお父さんと外でしている時にたまたま声をかけられてこことかどうですかってオススメされたのよ。」


「おぉ、そういえば……確か『何かあったら弟が何とかしてくれると思いますしこことかどうでしょうか?あ、部外者の私が言うのもなんですけど息子さんがどうも一時の弟と被ってしまって……』って言われたんだったなぁ!」


「そうねぇ、そういえば如月さんと同じ髪色でこころなしか顔も似ている気がするわねぇ。」


……怜斗じゃなくて親と接点があったのか。


「あ、あとこんなことも言われたわ!『そこには息子さんと仲良くなれそうな子が最低でも3人は居るはずなので心配なさらなくても大丈夫だと思います。』って!そのことも考えると星野さんと夢乃さんと早川さんの3人のことで声をかけてきた女の人の弟が如月さん……ということかしら?」


うっわ……なんでこんなに勘いいんだ?ドンピシャだろ。


「あぁ……姉さんの仕業だったのか。姉さんとは事情があって最近会えてなかったんですけどまさかそんな事をしてるとは。次会った時はお礼言わないとですね。」


「そうだね。私もお礼言わないと。」


ユウ……次会った時って言ってるけど複雑な気持ちなんだろうな。ティールが会えるように手を回してくれるみたいだが自分の代わりに死んだ姉と会うって複雑だろうし。


「えぇ、もしその時は私とお父さんもありがとうって言ってたって伝えてちょうだい。どうやら会えるのはあなたたち3人と……多くてもプラス夢乃さんと早川さんの5人みたいだし。」


エスパー超えてもう事情完全把握してるまでないかこれ?予想にしては当たり過ぎだろ……あ、でも父さんは分かってないっぽいな。母さんが異常なだけか。


「ん?妻よ、今言った発言の意味を夫である俺にも教えてくれないか?なぜ俺達は会えないんだ?」


やっぱり分かってなかったか……


「ちょっと貴方、空気を読んでちょうだい。」


「えぇ……?」


「あぁそうだった。如月さん涼とお話するんだったわね。どうする?お風呂湧いてるし星野さんが先に入る?あ、もちろんその時はお父さんの事部屋に閉じ込めておくから安心してちょうだいね。」


うん……気遣いはありがたいんだが父さんが不憫……でもないか。それが一番最善策。母さんナイス。


「あ〜……私も涼に関してはちゃんとユウに怒られて欲しいので先にお風呂入らせてもらおうかな。それじゃあ私が先に入ります。服取ってきますね!」


えっすずそれされると俺怒られるの確定……でも男2人入った後に入らすのもあれだしまぁいいか。


「それじゃあ涼君は僕と話そうか。」


「ちょっと散歩にでも……」


「はい、部屋に行こうね〜。それじゃあ僕は涼君と話してきます。夕食美味しかったです。」


礼儀正しくそう言ったユウは俺を2階の部屋へと引っ張っていく。


「あらあら良かったわ〜。涼のことお願いね!さ、お父さんも自分の部屋に戻ってくださいね!」


「そうだなぁ……久々に本棚の整理でもするかな。」


両方とも俺を助けようという意思は無いのか……潔く怒られるしかないな。とりあえず今日朝飯抜いた事は言われなくてよかった。

そう考えていたが階段を昇っている途中で母さんの


「あ、如月さん!そういえば涼今日朝ごはん食べずに学校行ったのよ〜!そのことも言っておいてちょうだい!」


という言葉が聞こえた。


「はい、しっかり言っておきますね!」


ユウがこちらに怒りの笑みを向けながら母さんに返事をする。


「……さあ涼君、覚悟は出来たかい?まぁ出来てなくても逃がさないけどね。」


「はぁ…………」


説教のことを考え憂鬱になりため息をつきながら俺は大人しくユウに着いていくのだった。

え〜やだ〜!2人ともくっついて〜!カップルみたーい!

「……それ以上喋ったら命ないと思え。」

やだ怖い……反抗期かしら……

「くっついて、る?うーん普通ぐらいの距離感だと思うけど。」

え、いや、距離感バグってらっしゃる?近いよ死ぬほど?

「……そうなんだ、あまり気にしたこと無かった。」

「俺も元はおかしいと思ってたが多分すずの距離感の近さに慣れたからだと思う。特に深い意味は無いぞ。」

ふーん……?へ〜……?

「なんかウザイな。という訳で帰る。行くぞすず。」

「……うん、早く寝ないとだもんね。」

「………………」

「涼?ユウに言いつけるよ?」

「分かった。(多分)寝る。」

(な、なんか今の言葉多分が入ってる気がするけど……余計なこと言わないでおこう。)そ、そうだねー!じゃあもう解散しますか。それではまた次回に!

「またね。」

「またな。」

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