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君の心に灯火を……  作者: 雪
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第71話 ユウの本当の目的

ちょっと暗いです。それでもいい人は楽しんで来てください。

あーぁ.....まさか本当の記憶に関わることを聞く事になるとはねぇ……ティール君がまさかそんな事を知ってるなんて想像もしなかったよ。まぁそれは置いとくとして、さっきから隣の2人の目がとんでもなく怖いんだよねぇ?どうしたものか。


「ユウ?さっきから困り笑顔になったりすんってなったり百面相してるけど逃げるつもりじゃないよね?」


「逃げれると思うかい?2人から手を繋がれた状態では瞬間移動も出来ないし。」


「ユウならやりそうだからな。空気を読んでくれたのかは知らないが怜斗も翔斗達の方へ行ったし。」


怜斗君がいるからっていう理由で逃げようと思ってたんだけど残念だよ。言ったらより一層逃げれなくなりそうだから言わないけどね。


「で?ユウ、さっきの『今はまだ消えるつもりじゃない』ってどういう意味なの?」


「その言い方だと目的を終えた後で消えるつもりだった……って感じだよな?」


今までに無いぐらいに2人は真剣な目で僕にそう訪ねてくる。


「さぁ、どういう意味だろうねぇ?」


僕とすず君の2人きりならともかく涼君も居るからすず君は素を出せないはず。それなら誤魔化すのが1番いい回答のしかたかな?

そう思った僕はあえて冗談っぽく笑いながら誤魔化した。


「はぁ……ユウ、いい加減に__」


「いい加減にして?」


涼君が呆れたように言おうとしていた言葉に被せてすず君は話し出す。それも素の方で。


「言ったよね、私?困ってる事があるならちゃんと話してって?それでもユウは話そうとしてくれないの?頼ってくれないの?__私を、涼の事を信用してくれないの?」


「そんな事言われても僕は、別に2人に話すような困ったことは無いからねぇ……?」


「ユウ、それならなんで今も笑ってるの?私、ユウと小屋に居てて気づいたけれど誰かと話す時常に笑ってるよね?たとえ悲しい内容だったり暗い内容でも。もちろん性格っていうのもあるんだろうけど時々私と似た目をして笑ってるよ?」


……ふぅ、まさかすず君がここまで気にかけてくれていたなんてね。今まで演技していたのを涼君が居る前で解くぐらいには。流石の涼君も急な変わりように声も出ないみたいだし。まぁとりあえずここは一旦ぐらかしてみようかな?


「すず君と似た目?僕の目とすず君の目の色は全然違うと思うんだけどねぇ……」


「違う……!そういう意味じゃなくてっ……」


「すず、一旦落ち着け。焦っているとユウに流される。」


先程まで黙っていた涼君がすず君を落ち着かせる。

なるほど、声が出なかったんじゃなくて様子を見てたのか……僕とすず君の会話を聞いてから判断しようとしたって所かな?


「……涼は今の私を見て何も言わないんだね。」


すず君は少し驚いたようにそう言った。


「まぁな。その話はまた別でする。今はユウ、だろ?」


「うん、そうだね。今はどうでもいい。いい加減話してよ、どうしてユウはそこまで警戒してるの?なんで警戒してる癖に私や涼のことを救おうとするの?」


はぁ……もう言い逃れ出来ない、かな?それなら仕方ない、無理に笑うこともないか。まぁ癖で笑っちゃうこともあるんだけど。


「はぁ〜……まだしばらくは言うつもりじゃなかったんだけどね。警戒、というより信用出来ないんだよ。君達人間の事がね。」


僕は冷たく言い放つ。だが僕のそんな言い方にツッコまず2人は


「なんで?その割には人に気を使ってる。」


「それだけじゃない、話しぶりを見ている感じそれなりに現代のことも詳しいよな?本当に興味が無いなら山にこもっていてそれこそスマホなんて物分からないだろ。」


と聞いてくる。


「信用出来ないだけで人は好きなんだよ。僕動物好きだし。でも長く存在しすぎてもう分からなくなったんだ。今の僕に残っている記憶は本物なのか、どうして僕は死んだのか、死んでもなおこの世に留まり続けているのか……ね。」


実際人間以外の動物の事は信頼出来てる。もしかすると自身が死んだ理由に人という存在が大きく関わってきたのかもしれないね。


「でもそれならなんで私達に関わったの?」


「全部試し終わってしまったんだよ、自分で出来ることはね。」


「試し終わった……?何を言ってるんだ?」


「まさか……!」


あぁ、察しのいいすず君は気がついたようだね。そうだよ僕は……!


「僕は……人にしか出来ない方法で僕を殺してもらう為に君達に近づいたんだよ。だから僕は君達が思うほど善人なんかじゃないしそれどころか自分の願いの為に他人を巻き込み利用する卑劣な存在だ。分かったのならもう__僕を救おうなんて言わないで貰えるかな。」


ズキッ……


…………???おかしいな、今何故だか息が苦しくなったような?気の所為、かな。でもここまで言えば2人に過度に関わられることも、なくなるかな?

そう考えていた僕だったが2人の口からは予想外の言葉が飛び出してくることになるのだった__

ユウ……この後どうなるんでしょうね、作者の私でも分かりません。では次回もお楽しみに!

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