第40話 仮説
ギリギリ間に合ったけどちょっといつもより短めですね。では楽しんできてください!
「__あくまでユウさんが今の状態になるまでの過程でしょ?私達をあえて敵に回すような言い方する理由にはならないんじゃ……?」
由衣が首を傾げてそう言う。
確かにその通りだ。もしそうだとしても誤解をうむ言い方をした理由にはならない。すずはなんて答えるんだ?
「そうだね、でも……代償っていうのは恐らくユウにとって苦しみと化すものだと思うんだよね。もしもユウが成仏して彼女さんの元へ行くことを望んでいたら?」
「ほぅ……そうなると代償の内容は【成仏する為に必ず不可欠なモノ】または【成仏出来る姿】をなくすものになるかもしれんなぁ。」
「ユウは代償のせいで成仏出来なくなったから人間にしか出来ないことをさせようとしてるって事か?でもそれならそれこそ爺さんが言ってた色んなの退治する人にして貰えば良いじゃん!」
「ユウも多分もうそれも試してるんじゃないかなぁ……」
「うーんもういっそすずちゃんが本人に聞いちゃえばいいんじゃない?」
いや、ユウの性格的に……
「多分誤魔化して答えてくれないと思うよ?」
「誤魔化して答えて貰えないんじゃないか?」
…………すずと被ったな。ちょっと嬉しい気がするのは気の所為だな。うんそうだ。
「おぉう、2人見事に被ったな……」
「うーむ……2人はそう言うが1度本人に聞いてみるのはありかもしれんぞ?もし今までの仮説が全て合っていユウって奴はかなりギリギリの状態なんじゃないか?このメモ帳の持ち主はユウで間違いないんだろう?」
すずは相当自信があるのか
「うん、絶対にユウだよ。ユウって左下がりに文章書いちゃう時あるから。これも途中から徐々に左下がりになってる。しかもある程度は字が綺麗だし。」
と言った。
「そこまで詳しく話せとは言ってないんだが……まぁそんなに自信があるなら尚更聞いといた方がいいなぁ。少なくともお前ら2人と話している間は楽しそうだったんだろう?生前にも色々あったみたいだからもしかすると人間不信になってるかもしれん。」
そういえばユウって大切な人亡くして自分も後を追って自殺したらしいからな……そうなってる可能性は充分にある。
「うーん、なら聞くのはすずちゃんの方がいいんじゃない?ユウさんもどちらかと言うと一緒に居た時間の長いすずちゃんとの方が話しやすいかもしれないし!涼君には悪いけど!」
涼君には悪いけどってどういうことだ?別にそれくらい俺はどうって事ないぞ?……うん。
「こういう話こそ幽霊の怜斗からの助言が欲しいのにマジであいつ帰ってこねぇな……わんちゃんその辺にいた幽霊と仲良くなって喋りまくってんじゃねぇの?」
「……怜斗の性格的に可能性あるな。元からフレンドリーなタイプだし。煽りすぎるのはどうかと思うが。」
まぁあの煽りも怜斗が死んだ後である今思えばひとつの懐かしい思い出でもあるんだが……
「……はっ!今涼がとんでもなく柔らかい顔をしていたような……ん~?どうなのかな涼?間違ってる?」
げっ……見られてたのか……最悪。まぁ適当に誤魔化すか。
「いや、そんな事ないと思うが?ただのすずの勘違いだろ。そんな事よりこのメモ帳どうする?俺が持っておいた方がいいか?」
一瞬すずは迷った顔をしたが
「うーん……ホントのホントにユウの物だとしたらもしかするとユウ本人が涼の部屋に置いた可能性あるし、別の人物が置いていたとしても何かしら私じゃなくて涼を選んだのにも理由があるだろうし……涼が持っておいた方がいいんじゃないかなぁ?」
と言った。その言葉に他の3人も
「そーだな!意図してやった可能性が高いし!逆に他の誰かが何かを伝えたくてこんなことしたのかもしんねぇし!」
「メモ帳も害がある訳じゃないもんね!」
「今はおらんが怜斗という護衛も居るし多少何かあっても問題ないだろう。」
と口々に言った。
「そーそー!俺という護衛も居るもんねって俺が涼のそばにいる前提で離さないで離さないでくれるぅ?」
えっっっ……
今日は誰も呼べないですね、ギリギリ投稿なんで。ホント宿泊嫌ですめんどくさい。ではまた次回にお会いしましょう!




