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第一話「お祭り」

姉ちゃんが無理やり連れてきた祭りは結構大きなものだった。


「和也、金魚すくいやんない?」

屋台の中にあったお祭り定番のソレを見つけた姉は目を輝かせて言ってきた。

「うん、やろっか」

せっかく祭りに来たんだし、やっぱり一回はやっておきたい。

「すいません、金魚すくい二回お願いします」

「あいよ」

俺も姉ちゃんと一緒に金魚すくいを始めた。

「ねぇ、和也?」

しばらくしてから姉ちゃんが話しかけてきた。

「何、姉ちゃん?」

やっと一匹ゲットした。

「どっちが金魚多くすくえるかで勝負しない?」

「いいけど、勝負するだけ?」

二匹目ゲット!

「もちろん何か賭けるわよ。そーねぇ、負けたほうが勝ったほうの言うこと聞くなんてどう?」

「おーけぃ」

別に命令することがあるわけではなかったが、普通に金魚すくいやるよりも勝負したほうが面白いだろう。まぁ、勝ったら明日の買い物でも手伝ってもらおう。



「あ、破けた・・」

しばらく無言で金魚をすくっていたが、姉ちゃんの網が破けたらしい。

「どうだった?」

「終わったら教えてあげる♪」

そう言われてからしばらくして俺の網も破けた。

「どうだった?」

今度は姉ちゃんが俺に聞いてきた。

「五匹だけど、姉ちゃんは?」

「ふふふ、六匹よ♪」

姉ちゃんは得意げな表情で俺にそう告げた。

「うわ、けっこうすくったな。」

「フフン、頑張ったんだぞん♪」

ま、これで俺の負けってわけだ。

「で、俺は何命令されんの?」

「ん〜、まだ内緒♪」

その言葉を言い残して姉ちゃんはほかの屋台に走っていった。命令の内容が気になったが、とりあえずついていこうと思い歩き出したが、急に誰かが俺の手を引っ張った。

「うおっ!」

「すいません、ちょっとついて来てください!」

俺の手を引っ張ったやつはそれだけ言って、俺に拒否する間を与えずに走り出した・・・。

読んでくださった方ありがとうございます。

頑張って書いていきますので、よろしければ次回会いましょうw

ではでは

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