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アニムスVSボルグ ルシャ・ウクラーダ戦争  作者: ◣₤▧₪▣◢◤◆◥◤₡でぶにゃーちゃん


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歴史の授業 2000年、ビロホロードカ。


 今は、歴史のことを教師が語り、黒板には、ソビイト連邦に関する文章が描かれていた。


 金髪碧眼のルキヤンは、真面目な態度で、ノートに鉛筆で、キリル文字を書いていく。


 さらに、彼は再び顔を正面に向け、他の生徒と同じく、説明を聞こうとする。



「ソビイトの崩壊と、ユクルース共和国の独立だが? その前から、この国は幾度となく、独立戦争による戦火に巻き込まれ…………」


 男性教師が、自分たちの国、ユクルース共和国が、独立に関する戦いを説明する。



「フロース共和国とドルフ帝国とが火花を散らした、第一次世界大戦っ! フロース共和国とドルフ第三帝国による、第二次世界大戦っ! 両大戦が、 最も、ウクラーダ全土が戦争に巻き込まれた時期である」


 ウクラーダ民族は、様々な戦争や両大戦を通じて、戦火に巻き込まれてきた。



「また、ルシャ内戦・第二次世界大戦に際して、 我々ウクラーダ民族は、独立運動を展開した…………コサック部隊を筆頭に、二度もドルフに協力した」


 ドルフ連邦と、ユクルース共和国の連係は複雑怪奇であり、それは、ルシャ連邦も同じだ。



「ドルフ帝国は、ユクルース人を弾圧したり? に、ルシャ帝国やソビイト赤軍との戦いでは我々を。 逆利用したり…………もう一つのドルフ人国家である、 オーストリヤ・ハンガルー二重帝国は、ポラロード人を利用しながら弾圧したり」


 教師は、二つの国と、ユクルース共和国人が、どう関わっていたかを話す。



「しかし、1991年、ソビイト連邦法改定により、ようやく完全独立を果たした…………しかし、独立を果たした、ウクラーダ共和国だったが、国内に保有する、旧ソビイト連邦の核兵器の扱いを巡って、交渉が行われた」


 民族の悲願であるウクラーダ独立は、ソビイト連邦が崩壊した事で、あっけなく達成された。



「これは、核兵器を我が国では、維持できない危険な物として扱ったためである? そのため、アムリサ合衆国・ルシャ連邦による平和決議が行われた」


 大国の間で、ウクラーダ共和国は踊らされて、それは今も同じで、微妙な立ち位置にある。



「結果、強力な超兵器は、ルシャ連邦が解体、接収する事となりました」


 と大きく書かれ、その下には、ウクラーダ独立と、コサック部隊が活躍したと教師が書く。


 また、ソ連崩壊により発生した、トランスリサトリアの戦争に関する年表が掲示されている。



「この頃は、ソ連軍とウクラーダ軍は、かなり仲が。 良かったんだよな? モルドラやルーマリラと戦うくらい」


 ルキヤンは、冷戦終焉とともに訪れた、激動の時代を学ぶことに興味を持っていた。


 教師が語る、ソビエト連邦が崩壊した背景には、 経済の停滞や政治的な腐敗があった。



 そして、彼は当時の人々が何を感じ、どう行動したかと想像しながら、メモを取った。



「独立か? ようやく、国を持てたんだな…………でも、爺ちゃんと婆ちゃんの事を考えたら、複雑な気もっちゃんと持ちだよな」


 特に、ユウクラーダの独立宣言は、ルキヤンに取っ手は特別な意味を持っていた。


 ウクラーダ人コサック騎兵を先祖に持ち、さらに、ルシャ人系・共産党員の血を引いている。



 そして、祖父は、ウクラーダ出身で、独立の喜びを語っていたことを思い出す。


 祖母は、元ソビイト連邦と呼ばれた、現ルシャ連邦の国籍を保有している。



「最近では、1992年に、トランスリストニア戦争が、チェチィン紛争が起こりましたね?」


 次に、トランスリサトニア戦争・チェチィン紛争に関して話題が移ると、教室の空気が一変した。


 戦争が起こす悲惨さや、民族間による対立が、もたらす影響についての説明が続く。



「どっちも、最近の話だ…………今までの話は、歴史としか思えないけど、これは違う…………」


 ルキヤンは、戦争が人々の生活を急激に変えてしまうか、心が重くなる思いで考えた。


 彼は、歴史が繰り返さないようにするためには、 過去を学ぶことが重要だと感じた。



「そして、戦争の度に人類は、兵器を発展させてき…………冷戦以降、西側はアニマシーン、アニマシーナと動物型兵器を呼びました」


 教師は、ルキヤンの前で、虎や狼などを元にした兵器を解説していく。



「ルキヤン?ぼーーとしてましたね? 今の話を説明できますか?」


「はい、マクシム先生っ!アニムスとボルグの説明ですね? きちんと、聞いてますよっ!」


 マクシムは、ルキヤンが真剣に授業を聞きすぎていたため、逆に聞いている振りをしている。


 そう疑ってしまったので、彼を指名して、何が話されていたか、問い質す。



「そうですか、では宜しいです? また続きを説明 しましょうっ! 東側は、メガボルグ、メキボルグ等と読んでいましたが? こちらも、通称ボルグと呼ぶように成りました? 我が国も、ソビイト領だった名残で、今も兵器をボルダと呼びます」


 マクシム先生は、兵器の発展と開発に関する歴史を語り、それも、ルキヤンは真面目に聞いていた。



「先生、他の国? 東欧と呼ばれる旧共産圏の国々も、西側製アニムスを、東側のボルグと呼びますよね? ポラロード、ルーマリラ、ハンガルーなども」


「その通りですね? ソビイト連邦の解体後に、成立した国々や元々独立していた国などは、西側兵器を輸入しましたが? さっき話した通り、それらの国々も、ルキヤン君の言う通り、西側兵器をボルグと呼びます」


 ルキヤンは、手を上げながら話すと、マクシム先生は兵器の名称に関して、さらに詳細を語る。



「ルキヤン、君は落ち着きが有りませんね? しかし、勉強熱心なのは良いことです、これからも歴史の授業を調べたり、より詳しい情報を探して下さい」


「はいっ!! 先生っ!!」


 マクシム先生は、解説中に割り込む、ルキヤンを注意したが、歴史に興味がある点は逆に褒めた。



「おっ! 時間ですね? だいたい、説明した事ですし、歴史授業の続きは、また明日に成りますね」


 マクシム先生は、そう言うと教段の上で、資料や教科書を片付けはじめた。


 授業が終わると、ルキャンは教室を出る際に、歴史の教訓を、胸に刻み込むことを決意した。



「アニムスとボルグ? ウクラーダ人とルシャ人か? もう戦争に成らないと良いけど」


 自分は、未来のために何ができるだろうかと、ルキャンは真剣に考え始めたからだ。



「ルキャン、お前は学者に成るのか?それとも、 ボルグのパイロットに成るのか?」


「ビクトル? 学者か……………いや、そこまで僕は勉強が出来ないし、装甲車やトラック型ボルグの運転手なら、僕でも兵士には成れるかな」


 茶髪に薄茶目の学友ビクトルが、いきなり現れて、思案に耽るルキヤンを邪魔した。



「戦闘機やヘリコプターは、運用や操縦が難しいからね」


「だなっ! 俺も、戦闘機に乗りたいが、お前は勉強が苦手だから無理だって、親から言われたしな~~」


 ルキヤンとビクトル達は、ボルグ好きの何処にでも存在する小学生たちだ。


 漫画のヒーロー、映画に登場するアクション・スター、ポルグを操縦する兵士や警察官、消防士。



 これ等は、この二人だけでなく、大人になっても、誰もが強さと格好良さに憧れる。



「おい? ルキヤン、明日は葦島から、叔母さんが帰ってくるんだ? なんでも、ステゴサウルス型のボルグ見たいなプラモデルを買ってくれたらしい? 確か、ゾなんちゃらとか言う」



「ゾ? なんちゃら…………て 、何だよ?」


 ビクトルの笑顔を見ながら、謎の言葉に、ルキヤンは、困った表情を浮かべてしまう。



「いや~~忘れちまったわ? まあ、お前のルシャに住んでいる親戚も土産物で、よく俺んとこに、キャビアを分けてくれてるだろう? だから、お前にもシールド何とかを買ってくれてるとか?」


「僕にも…………分かった、明日を楽しみにしてるよっ! ビクトル、プレゼントを有り難う」


 ビクトルは、笑いながら話し、ルキヤンも土産物が貰えると知って、顔がニヤけてしまった。


 その後、きちんと、数学や科学などを学び、学校が終了する時間となった。

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