その4
時は流れて……実は当選日リアタイができませんでしたの。
おバイト先でちょっとしたハプニングがございまして……ええ、話すと長いので割愛しますけれども、幼少期に習っていた護身術で強盗を押さえ込んだだけの話ですので。
それはさておき、改めて目の前に置いた100枚の希望を前に、一度瞑想を。
あの日あの時あの場所で出会った、この100枚に、運命を感じないといえば嘘になりますわ。
思えば長い旅路でしたわね、軍資金を得て、天命と知を持って出会ったこの100枚に当たりが入っているのは最早必然といえますわね。
まずは、下1桁ごとで並び替え。
0〜9まで綺麗に並び終えたところで、改めて番号の確認ですわ。
17組 263796
これが、今回の巡り合う数字。
6の束だけ山から取り出し、目の前へ。
では、いきますわ……
下2桁目に目を通して……
76、16、46、66、06、96、86、86、06、16
96が1枚……!次は……
396
終わりましたわー!!!!
そんな……完璧だったはずなのに……
いえ!まだ2等もありますわね!!
こちらは……
ダメでしたわー!!!
そんな、もうこの時点で負けですわ……78.9%でも勝てないなんて……
3等も……そんな、嘘でしょう……
音を立てて、何かが崩れ落ちましたわね。
「はぁ……まああとは全部渡して3千円、ですかしらね……」
中々世の中というのはうまくいかないものですわね、命中100%以外はやはり信用してはいけませんの。
「お願いいたしますわぁ」
「はーい」
100枚でももう慣れたものなのでしょう。
ザーッと機械にかけていくお姉様。
さようなら、私の宝くじ理論、さようなら、馬券での勝ち分……
と、ぼーっと眺めてた時でしたわ、あれ?桁が5桁?
「あ、4等あたってましたね、おめでとうございますー」
……おおうっ!?
完全に予想だにしてないところから伏兵が現れた気分ですわ!
「あ、ありがとうございますですのー!」
なんだかお姉様への返事が変なテンションになりましたけれども、53000円を受け取り、宝くじセンターを後に。
「もう少し詰めれるところを詰めたら行けたのかしら」
まだ私の理論は、道半ばですわね。
でも大丈夫、これは大変知見と、次への軍資金が得られましたもの。
「次は、勝てますわ」
ちなみに、1等は法王の逆位置が出たところから出たみたいですわね、やはり自分の目で見たものこそが真実ですわ。
ギャンブラー・嬢のお話はここまで!
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また、連載中の拙著、アナリティクス・プロジェクトもご興味がありましたら、是非!
シリアスものなのでこちらとはまた違った読み味にはなっていますけども(((




