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マジカル・ワールド210  作者: 稲荷As
交わる命(いのち)編
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18/18

レコード18:練習とヒット

3月31日

次の日、

03「で?次のステップってなにするの?」

ヒカリが聞いた。

01「アーマー・オンシステムの練習」

ナゴムがヒカリの質問に答えた。

02「それって、ナゴム君がコバ・スコーピオンを倒したときに使ってたやつ?」

アケミが聞いた。

01「あぁ、アーマー・オンシステムは基本的に身体能力、攻撃力などが上がっただけだから、それに慣れるのが今回やることだ」

ナゴムが言った。

03「ようやく…」

ヒカリがぼそっとそう言った。

01「なんだ?」

ナゴムが少し怒ったような口調で言った。

03「いやだって、初めて見せた時から結構時間経ってるし…」

ヒカリは、ナゴムの口調に慌てながらそう言った。

01「基礎ができてからじゃないと、意味がないからな」

ナゴムはまだ怒りながらそう言った。

02「と、とにかく!どうするの?」

アケミが話を切り上げて聞いてきた。

01「とりあえず、アーマー・オンが使えるようにマギ・アーマーを付け加えるから、マギアを貸してくれるか?」


1分後、ナゴムは少しマギアをいじってからアケミ達に返した。

01「これでアーマー・オンを使える」

ナゴムは腕を組んで言った。

06「それじゃあ、どうするの?」

マサミが聞いた。

01「まぁ、戦う。基本的にはいつものと変わらないから、慣れればいいだけ」

ナゴムはそう言った。

05「わかった!じゃあやろう!」

リュウが訓練場に走っていこうとした。

01「でも!」

ナゴムが大声で叫んだ。すると、訓練場に行こうとしていたアケミ達が足を止めた。

01「あくまで、今、戦闘では切り札として使ってくれ」

とナゴムは言った。

04「分かった」


こうしてアケミ達はアーマー・オンを使って練習を始めた。まぁ、いつも通りアケミ達がナゴムを攻撃する方法で。

05「はあっ!」

03「フッ!」

06「たぁ!」

02「はあっ!」

04「おりゃあ!」

まぁ、もちろんナゴムに当たることはなかったが。


01「お疲れ様」

ナゴムが倒れ込んだアケミ達に言った。

05「全然当たんねぇ〜」

06「もう少し、手抜いてもいいんじゃない?」

攻撃を全てかわすナゴムに文句を言っていた。

01「誰が当たりに行くか!それに、かわされた後、相手がどう動くかを考えることも大切だからな」

ナゴムは少し怒って言った。

02「は〜い」

アケミが返事をした。

『ピーピーピー』

その時、魔獣発見のアラームが鳴った。

「エリアH10、魔獣発見、現場に急行せよ」

01「ほら行くぞ!」

02・03・04・05・06「うん!」


キキーーーッ

06「現場に到着」

ナゴム達は現場にやってきた。

ヒット「うん?お前らが魔法使いか?」

道の真ん中に座って剣を持ったコバが喋った。

05「喋った!?」

アケミ達は驚いた。

04「強化体か?」

マナブがナゴムに聞いた。

01「いや…、おそらく進化体だ。まぁ気にするな。いつも通りだ」

ナゴムはいつもどおりの口調で言った。

02「うん!」

03「分かった」

01・02・03・05・06「チェンジ」

04「チェンジ装着」

こうして、コバとナゴムたちの戦闘が始まった。

03「フッ!」

02「ハッ!」

01「フッ」

バンッ!バンッ!バンッ!

バシュン!

バンッ!バンッ!

まずは、アケミとヒカリとナゴムが遠距離から攻撃した。

しかし、コバはその攻撃をするりとかわしていった。

03「マジで!?」

04・05・06「はぁぁぁ〜!」

今度はマナブ、リュウ、マサミが近づき、コバに攻撃していった。

ヒット「おりゃ!」

カンッ!カンッ!キンッ!

今度はコバが持っていた剣でマナブ達の攻撃を弾いた。そして、マナブ達に攻撃を仕掛けてきた。

01「ディフェンド」

しかし、ナゴムにより、コバからの攻撃は防がれた。

ヒット「ちっ!」

バンッ!バンッ!

コバが止まった一瞬のうちにナゴムが銃で攻撃してきた。コバはその攻撃を、後ろに飛んでかわした。

01「大丈夫か?」

04「あぁ、助かった…」

05「にしても、剣で弾くのはすごいなぁ」

01(生物系じゃないな。何だあれは?)

しばらくの間、お互いに睨み合っていた。

ヒット「フッ!」

先に攻撃を仕掛けてきたのは、コバだった。

01「ディフェンド」

ナゴムはコバとマナブ達の間にバリアを張った。

ヒット「フッ!」

01「っ!」

ザシュ!

しかし、コバはそのバリアの下の隙間からリュウの足を攻撃した。

05「うわっ!」

リュウは攻撃を受け、後ろに倒れた。

04「リュウ!」

03「んぬっ!」

バンッ!バンッ!

ヒカリが横から銃で撃って攻撃したがコバは、後ろに飛んでその攻撃をかわした。

06「大丈夫?」

05「あぁ、まだ大丈夫…」

01「くっ…、悪い、気づくのが遅かった」

このとき、ナゴムは不思議に思っていた。コバの動きを、普通ならそう動くことはできないような、空中で何にも触れずに体ごと動くという動きをしていたからだ。

01(あの動き…、なにか変だな)

ヒット「フッ」

今度はコバはその辺に落ちてる瓦礫や石などを投げてきた。

02「ぐっ…」

ナゴム達は避けようとしたが、瓦礫などに当たってしまった。

01(なんだ…、今のは…)

ナゴムは避けたはずなのに、当たってしまった。いや、攻撃の軌道が曲がったのだ。

01(曲がるような投げ方じゃないのに、まるで、当たりに行っているみたいに…?当たる?「当たる」か!)

ーー〜〜ーー

01(ビンゴ!あいつはコバ・ヒット。能力は攻撃を必ず当てる。だから防御しても避けても当たったのか…)

ナゴムは、ようやくコバが何なのか気づいた。

02「ぐあっ!」

アケミはコバ・ヒットの攻撃を受けて、後ろに飛んだ。

ヒット「はぁ!」

コバ・ヒットがアケミを狙って剣で攻撃しようとしていた。

03「アケミちゃん!」

04「アケミ!」

ヒカリ達は、アケミを助けようと動こうとする。しかし、きっと間に合わないだろうとナゴムは思っていた。

ヒット「さぁ!死ねぇ!」

02「くっ…」

シュン

グサッ!

02「…え?」

アケミは刺されたと思ったが痛くなかった。

01「ぐっ…」

声を聞いてアケミが前を見ると、コバの剣がナゴムのお腹を貫通していた。

02「ナゴム君!」




〜ナゴムの解説〈マジカル⊕ワード〉のコーナー〜

『火属性』

基本属性のうちの1つ。下級は「ヒート」、中級は「ファイア」、上級は「バーニング」となっている。また、特定の魔法を使うときは、「烈火」となる。

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