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みなみが、みなみとひとみの二人の担任の先生である竹内かすみ先生に憧れたのは、ある出来事がきっかけだった。
みなみはいじわるな子として小学生のころからずっと有名だった。(みなみは、いわゆる問題児だった)
今は親友のひとみのこともみなみはずっといじめていた。
そんなみなみは(二人の関係は)中学校に入ってからも最初はなにも変わらなかった。みなみがわかったきっかけは竹内かすみ先生のおかげだった。
竹内先生のおかげで、みなみは今のみなみになれた。
そのことにみなみはすごく(大げさではなくて、一生の恩人として)竹内かすみ先生に感謝していたし、竹内かすみのことを尊敬していたし、そして自分に憧れているひとみと同じように竹内かすみ先生に憧れていた。(そう考えてみると、ひとみの恋をした、と言う感情がなんだか少しだけみなみにもわかるような気がした)
「失礼します」
そう言って二人が職員室の中に入ると、いつものようにいつもの自分の席の上で竹内かすみ先生は両手の中に顔を埋めるようにして(自分では生徒たちに居眠りするなとすごく怒るのに)ぐーぐーと気持ちよさそうに陽だまりの中で居眠りをしていた。




