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27章「ランプの悪魔 3」
剣が服を破り始めた。
「・・・ありがとう」
その時。
「待て!!」
ランパードの腕を黒いものが切り裂いた。
刺さっていた短剣は、床に落ちた。僅かに血が付いていた。
「バケ!!」
「ごめん!佐藤君。今助ける!!」
ランパードは薄笑っていた。
「凄いね。君達・・・」
バケの身体は一部黒く変化し、溶けていた。
その溶けた物が変化し、鎖の形になった。
ランパードの体を固定させた。
「・・・何でこんな事を」
「僕も分からない。シュソウのせいとは言える。・・・この手紙を、あの子に渡してくれるかい?彼女が生きていけるように」
文が書かれた紙をランパードが投げた。
ランパードが窓の方に近づいていく。ここは二階だ。
「・・・!?止めろ!!」
「フフフ・・・ありがとう。君達。シュソウを頼むよ」
彼は飛んだ。




