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見習い冒険者キャロと魔法銃のエヴァ  作者: ノア(断頭台)
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古本

「ん……。すごくおいしいって、わけじゃないです」


貯金箱を買った後、少し、近くのお店に立ち寄りました。

ごはんを食べよう。ってなって。それで二人で、ホットサンドを買ったのですが・・・・・。


あんまり、美味しく感じないのです。


「これでも、街の一般的な食事くらいですのよ?お姉さま。

……。まぁ、エヴァお姉さまの料理がおいしすぎるので、理由はそれでしょう」


「そ、そんなにおいしかったの・・・・・?」


「えぇ、そうですよ?‥‥‥この都市のお城でふるまわれる料理と遜色がない。というレベルですわ」


……。すごいレベルでした。


「お姉さまは、割と多芸ですもの。……問題は外でのご飯を食べにくいというのが問題なのです」


あぁ。だからこんなに。


「ま、まぁ、割り切りましょう?お姉さまがいないことは、まずないですし」


「そ、そうですね。それで、アリス。どこに行きましょう」


本屋、とは言いますが。


「そうですわね。古本屋にでも行きましょうか。新書は高いですし」


「やっぱり高いの?」


「それ専門の魔法使いが必要ですからね……。印刷技術の発展してる冒険都市でも、技術書で金貨が動くレベルですわ。印刷系の魔法も、速度は、写本よりは早いですが、それでも、人数が少ないですし、基本的に宗教本とか、そういうものに取られますわね」


そう言っていると、古本屋に着きます。少し周りのお店より小さいですが、しっかりとしたつくりです。

今欲しいのは……。


「そういえば、お姉さま、宗教について、ご存知ですか?」


「???」


なんでしょう。


「神様、とかをあがめる、団体、教えとかです。知らないみたい、ですわね」


「う、うん」


神様、というのは聞いたことはありますが。

……実際信じれる状態じゃありませんでしたし。


「まぁ、私も、積極的にいるとは思いませんが。……。この世界がまだ、炎の星だったころがあったのですわ。地表は燃え盛り、どろどろと解けた大地。そこに現れたのが、最初の神といわれています」


「・・・・・。どれくらい前の話?」


「だいたい、数万年前、と言われています。神が降りるまでは、この世界には、何も命は存在しなかったと。言われています。それで、神が降り立った衝撃で世界はゆっくり冷めて今の大地になった。とも」


「ふぇ・・・・」


「よかったら、買ってみますか?私たちくらいの歳でもわかりやすい本がありますし」


子供向けの本・・・・。


でも、文字を読めるようになったもの最近だし、ちょうどいいのかも……。


「じゃあ、アリス。お願いしていい?」


「はい、お姉さま!すぐに買ってきます」


そういうと、私を置いて本屋に入ってしまいました。


・・・・・まだお金渡してないのに。


そう思いながらも、私ももう一冊、好きなのを選ぼうと思い、中に入った。

……のですが。


「……タイトルだけでも分からないのがいっぱい・・・・・」


手に取り、読めるものもあるのですが、それでも中身は、難しい。

という、レベルではなく、別の言語で書かれています。


スクロールは読める人が多いのに……。

と思いましたが、技術の漏洩を防ぐ、という意味ではいいのかもしれません。


ある意味専門家だけに伝わればいいという考えなのでしょうか?

あるいは、教科書。その分野だけで独自の言語。……。


独占体制にすることで利益を。

ということでしょうか?でも、それならなんだ古本屋に。


いえ、つまりは言語を覚えれば技能習得の道が拓ける。

専門性が高い分野であるからこそ、最低限この文字を読める程度に努力が必要、ということでしょう。


「あ、すみません店主さん、お話の本とか、ありますかー?」


「はーい、そうねー・・・・・。御嬢さんくらいのだと……」


ということで、おすすめされた本を手に、店の外にでました。


「はい!お姉さま!プレゼントです。ところで、何で絵本なんて買ったんですか?」


・・・・・可愛い絵のかいてある絵本。


「まぁ、ちょうど、神様の本ですし一緒読めば参考になるかもしれませんし」


丁度マッチしたみたいです。……。


「じゃあ、帰ったら読みましょうか。お姉さま」


「はい。・・・・・でも、夜更かしはダメですよ?お姉ちゃんに怒られちゃいますから」


「分かってますわ!ほら、早く帰りましょう!今日は、二人でお風呂に入るんですのよ!」


……結局その日は本を開く間もなく、お風呂に入って、すぐに寝ちゃいました。

たぶん、すっごくつかれたから。


でも、・・・・・日常って、いいものなのです

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