表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の未知の迷宮に選ばれた三人 〜転移者と二度目の転生者、そして死を繰り返す少女の迷宮攻略譚~  作者: 化奈織 弧外


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/4

誰かがいれば

二作目です。面白いと思ってくれたら、嬉しいです。よろしくお願いします。

「ハァ……ハァ……。力が入らなくなってる。誰かがいれば、こんなの!」

ドラゴンの攻撃を避けながら、一撃を与えようと突撃した。


「今回こそは倒す!」

その決意も虚しく、少女は振り払われて壁に叩きつけられた。


「もうだめなのかなぁ。神様……どうか今度こそはお願いします。この繰り返しから解放してください」

少女は、もう体が動かないため、ドラゴンの攻撃を目の前にして願っていた。


ドラゴンは火を吹き、彼女を焼いた。


「あーあ。羨ましい。俺も彼女欲しなぁ〜」

友達に彼女ができたと報告を受けた。異世界とかなら、俺でもモテるかもしれないと、子供みたいな妄想をしながら、近くのコンビニにオヤツを買いに歩いていた。


「痛っ!なんだよ~。今日は、ついてないな」

何かを踏んだ。その足をどけてみた。


「なんだ、この綺麗な青い石は?」

その石を手に持ってみた。すると、石が光り出した。眩しくて目をつぶった。


「お兄さん、起きてください。」

どこからか、声が聞こえてきた。

目を開けると、神秘的な空間でそこには金髪の女神がいた。とても神々しく、魅了されてしまうほどだ。


女神が話し出した。

「貴方は、その石に選ばれたのです。なので、妄想の望みを叶えてあげます。異世界のダンジョンに送ります。あと、死んではいないですよ。」


「は?異世界に行くの、俺?選ばれたって…いやいや。別に妄想であって、別に行きたいとかは⋯」

俺は困惑しながら、状況を理解しようとした。

俺は、21歳。小田おだ じん。社会人で高校卒業後、就職し、工場で働いていた。まぁ、それなりに生きて、歳をとって、死にたかった。そんなことも叶わなくなった。


「ダンジョンにて、まずは、ある少女を助けなさい。そして、ダンジョンのボスを倒すのです。その時になって、帰りたいと言うのなら、元の時間に帰らせてあげます」


「本当か?」

疑いながら、聞いた。


「本当です。でも、貴方は、今のままでは使い物にならず、死んでしまうでしょう。」

女神は、俺の元に近づいてきた。


「なので、転移の特典と思ってください。異世界のほぼすべての属性の魔法が使えます。火、水、風、土、光、闇の属性魔法と治癒魔法もです。もう一つは、言葉にした物を出せます。例えば、車なら、車が出てきます。でも、自分が持っていたことがある物しか出せないので、気を付けて下さいね」魔法や車を出しながら、使い方などを教えてくれた。


「それだけあれば、心配はないと思うが、いざ異世界かってなると怖いなぁ」


女神は、俺を抱きしめた。

「大丈夫ですよ。貴方なら出来ます」

そう言って女神は光を放った。


「前回はいなかったけど……誰?大丈夫?起きて、こんな所で寝てたら魔物に襲われちゃうよ」少女は男を起こそうとしていた。


「ん゙。」

目を開いて、少女の方を見た。


「俺は、異世界に来てしまったのか⋯」

少女を見ながら、小さく呟いた。


「イセカイ?いや、そんなことよりもここから動こう」

少女は、呟いた言葉が気になってはいたが、奥から魔物の足音が聞こえてきた。


この時の少女は、彼との出会いが自分の運命を大きく変えることとなるとは、まだ知らなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ