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入学式の台風(主人公side)

桜並木がある通学路を 私こと「赤木 優美」(みずき ゆみ)は意気揚々と学園に登校していた。今日は、念願の高校生デビューの日だ。

いや~!楽しみで仕方ない!  一体どんな子達が集まっているんだろう?

運で入ったと思える程奇跡的に入った学園だ。

小学生から大学までエスカレーター方式で行けるこの学園。

小学校から入る子が多いため皆殆ど顔なじみ。と姉に教えてもらった。

しかし、私は高校から入学したため勿論初対面になる。

まぁ。きっと友達もできるよね!と楽観的に考える私。


校門の前に着くと深呼吸をして気持ちを落ち着かせてみる。スーハー…スーハー…ス…ゴホッ

駄目だ。土埃で咳込んでしまった。本当に私は何をやっているんだろうか?

咳込んでいてもしょうがないので校門に入る事に。


おぉ!通学路より大きい桜がそこには美しく咲いていた。

桜って家の土台を傷付ける可能性があるって聞いた事があったけどそこまで配慮して

育ててるって事か…。それに通学路の敷地も学園のものらしい。

思わず感嘆をあげながら桜を見つめる。…しばらくすると視線を感じた。

あ、余りにも桜を見つめ過ぎたら可笑しい?いや、可笑しいだろう。

仮にも絵になっていたなら良かったかもしれないが、私の場合絵になる前に額縁がずれるだろうな。

入学早々恥ずかしい所を見られてしまった。と思いつつ足早にその場を去った。


目的地の体育館へと入ると張り詰めた空気がひしひしと伝わってくる。

この空気の中で新入生代表の挨拶をするのか…。

実は私、今日 人生初の新入生代表の挨拶をします。

中学校の頃の先生の話によるとくじ引きで決まったそうだ。

しかし、それで決めて良いのかと不思議だったが

「運も実力のうちってね!」という先生の言葉。その上、妹から「どうせ、そんなチャンス二度と無いんだし引き受けたら?」という言葉で背中を押されました。


しばらくすると開会宣言が読み上げられ式が開始する。

前方側に座ったため後ろの方の生徒の顔が見えない。早めに皆の顔を覚えていたかったのだけど…。と考えていると私の挨拶の番が回ってきていた。

あ、でも。これで全員の顔を見ることが出来る!良かった!

まさに棚から牡丹餅! そう思いながらステージに上がる私。


って、何故か視線を多く感じる。私おかしな制服の着方してた?

それとも ご飯粒でも口に付いてた?でも散々確認したはずなんだけど…。

内心慌てながら挨拶をする私。その後は順調に式が進み終了した。


それに式終了後に鏡で確認してみたが別段おかしな所もなかったし

私の勘違いだったようだ。それに…ステージ上に立って生徒の皆さんや先生方

の顔を見て絶句しそうになった。何だろう?この美男美女達は…と思った程だ。


はぁ。美しさって心臓に悪いと改めて思いながらクラス分けの紙を見る。

私のクラスは…1-Bのようだ。全員のクラスメイトの名前に目を通す。

キラキラネームだろうか?予想外の読み方をする子の名前もあった。

まぁ。それは私も言えた事じゃないが…。

赤木をみずきと読む時点で親族以外間違えずに呼ばれた事が無い。

私の家族は殆ど下の名前は読める範囲だが上でどうしても誤って読まれてしまう様だ。

その時は、改めて言えば良いか!と思い直す。


そんなこんなで私の学園生活一日目は幕を下ろした。




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