転生16日目 ザメギア帝国攻略作戦
テストが無事(?)終わったので投稿します。ご意見により多少文章がうまくなったはずです。というかそう願いたい。(願望)
ザメギア帝国沖100km地点
現在、この海域を数百という艦船が航行していた。その中にはかの有名な戦艦大和、武蔵、金剛、榛名などの日本戦艦やアイオワ、ニュージャージー、ペンシルバニアなどのアメリカ艦船、さらにドイツのビスマルク、ティルピッツ、シャルンホルスト、ソヴィエトのソビエツキー·ソユーズ級、ガングート級等と様々な輸送艦、駆逐艦、潜水艦、空母がいた。
現在、この船団はザメギア帝国攻略作戦の為、この海域を航行していた。
作戦段階は以下の通りである。
段階1
ザメギア帝国沖合いにて敵軍の軍港への戦艦群による艦砲射撃
段階2
上陸、軍港都市の制圧
段階3
ここから日本部隊、ドイツ部隊、アメリカ部隊、ソヴィエト部隊の4つに別れ、それぞれルシア王国との戦線への増援部隊、帝都への進撃部隊となり、ルシア王国救済とザメギア帝国攻略の2つを同時に行う。
段階4
戦車特殊部隊 (主にシュテゥルムティーガー、kv-2,カール自走臼砲etc.)による敵帝都攻略
となっている。
現在は段階1のザメギア帝国軍港攻略及び上陸の準備が行われていた。
ザメギア帝国攻略作戦軍旗艦大和にて
大和の指令室では今作戦の最終確認が行われていた。
「陛下、今作戦は以下の通りです。」
そう言って、大木補佐官は書類を手渡す。
「ふんふん···。いいんじゃない?物量作戦は得意だからね。」
得意そうに言う健治。
「得意って言ってもうちの国まだ戦争はしたことありませんよ?」
「物量はソヴィエト連邦以上あるし、ダイジョブダイジョブ。」
フラグのような健治の発言に大木補佐官は
「フラグをたてるのはやめて下さい。初戦で負けるのは幾らなんでも···」
不安げな大木補佐官。
「ま、まあ大丈夫だ。問題ない。参謀を全員ここへ。あと今からの演説は全艦に放送してくれ。」
「了解!」
数分後、全員の参謀が集まった。そして放送も始まる。
「えー諸君。よく集まってくれた。今から今作戦の概要を話す。まず、今から敵軍港を艦砲射撃及び上陸し、その後電撃的に敵国に進撃。敵帝都を攻略する。
そしていっておく。敵も祖国を守る為必死に戦うだろう。ただし、敵は我が国の同盟国であるルシア王国を攻撃しているのだ!そしてその同盟国は風前の灯火と化している!そこで我が軍は同盟国のルシア王国を救済する為に戦うのだ!
同志である我が軍の将兵に告ぐ!すべての大名義文は我らにある!同志諸君よ!我らを阻むものは何もない!同志諸君!蹂躙せよ!存分に蹂躙し、逆らうものは···」
「踏み潰せ!!!!」
健治がそう言った後、
「「уρααααααααααα!!」」
「「天皇陛下万歳!!!!!」」
「「sieg heil!」」
と、帝国軍の将兵達は掛け声をあげる。
「では諸君!ザメギア帝国攻略作戦を発動する!総員戦闘用意!」
健治の号令により、すべての艦の動きがあわただしくなり、戦艦の砲撃準備が進められる。
そして数分後、全戦艦の砲撃準備が完了した。
「陛下、砲撃準備が完了しました。」
「うむ。目標までの距離は十分か?」
そこに日本部隊長の山本五十六海軍元帥が報告する。
「目標への距離は十分です。いつでも砲撃できますぞ。」
山本元帥の報告を聞き、健治は
「小川帝国軍全部隊戦艦群に告ぐ!総員、攻撃開始!」
健治の号令により全部隊の戦艦はそれぞれの戦艦群に命令を発した。
「All battle ships! open fire!」
「Огонь!」
「全戦艦!目標敵湾岸基地!撃てえ!」
それぞれの部隊の戦艦群が砲撃を開始する。
ドドドオオオオオオオオン!
「だんちゃーく!···今!」
ズム!ズズン!ドカアアアアン!
停泊していた戦列艦に46cm,41cm,多種多様な大きさの砲弾が命中する。
さらに追い討ちをかけるように重巡洋艦、軽巡洋艦の砲撃も始まり、湾岸基地やドックにも砲弾が命中する。
そして旗艦である大和には次々と報告が寄せられていた。
「ソビエツキー·ソユーズより、敵基地炎上中!効果大!」
「こちらティルピッツ。敵戦列艦20隻撃沈!」
「ニュージャージーより敵湾岸設備破壊成功。」
「こちら武蔵、敵城壁の破壊に成功した。」
これらの報告を元に大木補佐官は健治に報告をする。
「陛下、敵基地への攻撃はもう十分かと。」
「うむ。じゃあそろそろ上陸を開始してくれたまえ。」
「はい。では各部隊の輸送艦、揚陸艦に上陸開始、と命令します。」
「頼んだよ。」
とある輸送艦にて
ここには上陸の準備を終え、待機している日本部隊の戦車部隊の九七式中戦車チハ一個小隊とその乗員達がいた。
「いいか。我々の部隊は敵の軍港に上陸し、そのまま市街地を制圧することになっている。陛下の放送を聞いたからわかるだろうが、敵対的な行動を取ったものは即刻殺せ、敵を何百殺してでも目標を制圧し生きて帰ってこい、だそうだ。ここまでで何か質問はあるか?」
小隊長が言い終わると、一人の兵士が手をあげる。
「はい。小隊長殿。質問があります。」
清水という一人の兵士が手をあげる。清水はこの部隊で唯一の配属である新砲塔チハの車長である。
「なんだ?清水。」
「もし投降するものがいた場合どうすればいいでしょうか。」
「敵対的でない場合は捕虜にしろ。そして少しでも情報をはかせろ。ただし殺害等は禁ずる。いいな。」
「はっ。了解であります。」
「他に質問は···ないな。よし、もうすぐ作戦開始だ。皆生きてかえったら一杯奢ってやる。」
その言葉を聞いた兵士達は皆活気づいた。
「聞きましたからね。小隊長殿!約束ですよ!」
「おう。男に二言はないぞ。いいか!いくぞ!」
そこに指令部から連絡が入る。
『こちら指令部より。これより敵基地上陸作戦を開始する。総員、上陸開始。武運を願う。』
その連絡により全ての部隊が上陸を開始し始めた。
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