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大小川帝国奮闘記  作者: 河童技研
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転生10日目 会談

はい、投稿しました。


 ルシア王国側


 私はダルダ。ルシア王国臨時派遣船団指揮官である。最も船団は私の船しかいきのこることはできなかったが。しかし、他の4隻の犠牲もあってか、はたまた幸運の女神様のお陰かとんでもない国家と接触してしまった。

 明け方だったか、気付いたら何処かの島に座礁しているのに気がついた。その島を見て驚きである。見たこともないような巨大な港があり、そこにいるどの船も信じられないくらい巨大だったのだ。さらにすべて鉄でできているのも驚きである。

 そしてしばらくすると、他の船とは明らかに風格が異なる船が近づいてきた。その船は目測で100メイル(地球でいう100m)はあっただろう。黒っぽい色で塗装されており、前に箱に筒を2つ刺したようなものがのっかていた。その後ろには塔がありマストのようなものもあった。その後ろには煙を吐く筒が2つあった。私にはあの船がどのようなものかわからなかったがおそらく軍艦だと思う。私達はその船に乗り、港まで運ばれ、更に驚くことになった。

 道は黒っぽい謎の硬い土でおおわれており、その上を大小様々な土竜とおぼしきもの(後で知ったが、車というらしい。)が何台と行き来しているのである。もはやこの世のものとは思えなかった。そこで責任者と思われる人物に相談し、この国の国王と会談することを決意した。そして会談の日···

 


 私がどんな人物がこのような素晴らしい国家の王なのだろうと思い、そわそわしていると、一人の16才程の黒い服を着た青年が護衛と幕僚と思われる人たちと共に入室した。

 

 「えー私がこの大小川帝国皇帝の小川健治です。」


 「本日はわざわざ謁見の機会をくださりありがたくございます」


 「いえいえ、初めての異国の方ならこれくらい当然です。」


 「えっ私がこの国家の最初のものなのでしょうか?」


 「はい、あなたが我が帝国始まって初めての客人です。存分にもてなしますよ。」


 「ありがとうございます。いきなりで申し訳ないのですが、本題を申し上げてよろしいでしょうか?」


 「構いませんよ。」


 「ではお言葉に甘えまして···我が国はずばり、同盟を結びたいと思っております。」


 「同盟、ですか。」


 「はい。まず、なぜ私たちが難破したかについてです。私たちのアデニン大陸では大陸の国家すべてを巻き込んだ大陸戦争が勃発しています。その際隣国のザメギア帝国が我が国に進軍し、領土が半分にまで減りました。このことに危機感を覚えた国王様がアデニン大陸から南にずっといったところにあるソビート連邦に救援を求めに使節を派遣する途中に嵐にあい、ここに流れ着いた、というわけです。」



 「なるほど。亡くなられた方々の御慶福を祈ります。 

  そして、同盟の件でしたかな。少し、検討させてください。我が国始まって以来の他国との接触なので、私の一存で決めるわけではないのです。」


 「···わかりました。前向きなご返事を期待しています。」






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