ママ
パパってそもそも独身なのかな…。
もしも既婚者なら、産まないでって話にな
ってるんだよな…。
だからおろすって…。
でもさ、ならせめてパパってやつも一緒に
付き添うべきなんじゃないの⁉︎
オレは見ず知らずのパパの存在に腹が立っ
てきた。
次の日オレは白雪さんに思い切って聞いて
みることにした。
放課後
「白雪さん」
「ん?」
「あの、パパって…その産むの反対してたり
する?」
と。
そしたら白雪さんは、
「あ、そういえばこの前も白代くん産みなよ
とか言ってたよね?」
と不思議顔でオレに質問してきた。
「…うん」
「産むって何?」
という白雪さん。
…
あなたには関係ないでしょって事…かな。
この前も病院行くのやめちゃったし…
白雪さん…
と思っていたら白雪さんの携帯が鳴った。
「あ、電話でなよ。」
とオレがいうと白雪さんは、
「うん。ありがとう。」
と言いながら着信名をみた。
…あ、オレも見えてしまった。
真間さん?
⁉︎
この前電話で白雪さんが話してたのって…
ママさんじゃなくて真間さん…⁉︎
「もしもし、はい。ママ…あ、お母さんが。
はい。わかりました。」
…白雪さんが真間さんとママの話をしてい
る⁈
何これ…
なんかのなぞなぞかよ⁉︎
それとも、ひっかけゲームかよ⁉︎
とプチパニックになるオレ。
「あ、ごめんね。白代くん。もう電話終わっ
たから。」
「あー…、うん。もしかして白雪さんお母さ
んのことママって呼んでる?」
「うん。やっぱり変だよね。この年でママと
かさ」
「いや、そんなことないよ」
「そう?」
「うん。、、、でさ…」
「うん」
「お母さんとは…その…」
「お母さんが何?」
「お母さん…忙しい方なの?」
…なんか変な質問をしてしまった。
「あのね、白代くんには心配かけないように
言わなかったんだけど、うちの母親入院し
てるの」
⁉︎
入院…
だからお母さんに心配かけまいと…
「そっか。なんかごめん…家族のことズカズ
カと聞いちゃって」
「ううん、いいよ。それより産むって…やっ
ぱりあの話かな?」
「えっ、あぁ」
「最近さー、なかなか出なくてさー」
とお腹をさする白雪さん…
お腹が大きくならないって事⁉︎
やっぱり産むって決心したのかな…⁉︎
続く。




