出逢い
えと…
…
白雪さん…どうしたんだろう。
すごい慌てようだったな。
電話…
それからチャイムと同時に白雪さんは、戻
ってきた。
「大丈夫?」
とオレが聞くと、
「えっ、何⁉︎」
とちょっとビクッとなった。
…
「電話」
というと、
「あー、電話のことね。うん。大丈夫」
と前を向いた。
⁇
電話の他に何かあったのかな…。
まさかまた彼氏がなんかやらかしたのかな。
やっぱり早く太って白雪さんをサポートし
てあげなきゃ。
そして早速お昼もガツガツ食べた。
‼︎
ものすごく白雪さんからの視線を感じる。
白雪さん、待っててね。
オレ…オレさ、またゆるキャラに戻るよ。
そして白雪さんを癒す心のオアシスになる
からね。
と心でつぶやきモグモグ食べた。
すると白雪さんが
「何かストレスで暴飲暴食してるならわたし、
相談に乗るからね。だからそんなに口に詰
め込まないで」
と心配してくれた。
心配されたり心配したり…
あー、さっきの白雪さん…誰と電話してた
んだろーなー。
あの慌てようじゃ、きっと彼氏だろ!
…そういえば白雪さんは、彼氏とどういう
出会い方をしたのだろう。
運命を信じるとか前に言ってたから…やっ
ぱり運命的な出会いしたのかな。
オレは学校が終わってからも白雪さんのこ
とを考えていた。
バイト真面目にしなきゃと思いつつ…
「運命的な出会いかー…」
とぶつぶつと無意識に独り言をしていた。
するといきなり、
「運命的な出会い⁉︎何⁉︎したの⁉︎」
と河野さんが独り言に急に参加してきた。
…
独り言にいきなり参加されるとビックリな
んですけど…
と心でクレーム。
しかし、河野さんはそんなクレームを待っ
た無しに話を進める。
「あたしはさ、もうキュンキュンの出会いよ
♡あー、彼氏と出会ったあの夏♡そう、雨
の日わたしがコンビニでお財布忘れてさ、
で後ろに並んでいた彼がそっとわたしの毛
抜き代を払ってくれたわけよ」
…
毛抜き代って。
てか、もっとかわいらしいもの買えよ。
と心でそっと突っ込んだ。
…
⁉︎
コンビニ⁉︎
まさか、そのコンビニって…
「コンビニ…」
「うん、そこのコンビニだよ♡」
…は?
彼氏よ…
彼女が働いているバイト先で何してんだよ
続く。




