放課後のハグ
休み時間三木さんが言っていた。
ハグするとなんたらホルモンがでて癒しに
なるって。
オレは夕日に照らされてからだがあったか
い。
だから、白雪さんの心をとかしてあげられ
るかもしれない。
それに少しでも癒されればと思って白雪さ
んを抱きしめた。
「えっ…?」
抱きしめられながら白雪さんは、えっ?と
小さく声を出した。
なのでオレは、
「白雪さん。オレじゃダメかもだけど、もう
ゆるキャラじゃないけど…ハグしてもう一
度オレに癒されてよ」
と言った。
すると、白雪さんが
「うん。ありがとう」
とオレの背中に手をまわした。
ギュ〜ッ。
放課後、オレたちはしばらく抱きしめ合っ
ていた。
オレは、白雪さんの心がとけて楽になれた
らいいなと思いを込めて優しく包み込んで
ハグし続けてた。
白雪さんがどんな気持ちでオレとハグした
のか、わからないけど…でも、白雪さんが
癒されるならオレは、またゆるキャラに戻
ってもいいかなと思った。
このまま、ゆるキャラに戻って白雪さんを
守っていこうかな…と。
パタパタパタパタ…
廊下から足音がしたので慌てて二人して離
れた。
ガラッ
「おー、二人とも。忘れ物か?早く帰れよ」
と、先生の登場。
先生…
今じゃないっしょー…。
先生は、たまに来なくていい時も登場して
くるのだった。
でも先生は慌ただしく資料を手に取り、あ
っという間に居なくなった。
…
一気にまた静まり返る教室。
「あ、なんかごめん…」
「ううん。こっちこそなんか…」
プルルル
白雪さんの携帯が鳴った。
「ごめん、じゃ、また明日」
「あ、おう…、また明日」
というと白雪さんは、電話を握りしめて行
ってしまった。
…
あの電話が彼氏じゃないことを願う。
昨日の弁解かもしれないな…。
どんな言い訳するんだろうな…彼氏。
明日には、白雪さん元気になるかそれとも
このまま泥沼化になるかどっちかなんだろ
うな。
あー…、明日が心配だ。
できれば、浮気するような彼氏とは縁を切
った方がいいと思うけどな…。
でも、白雪さん優しいからな…
はー…
きっぱり白雪さん一筋になれよ彼氏‼︎
…でも、そうすると河野さんが傷つく。
なんで二股なんかしたんだよー…。
ったくよー。
てか、けんからしたらオレも心の二股?
白雪さんと三木さん…
早くそっちも誤解とかなきゃならないな。
続く。




