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彼氏

 河野さんは、バイト終わりルンルンだった。

 

 楽しそうだなと思っていたら、一台の車が

 とまった。

 で、お待たせ〜と言いながら車に乗ったか

 と思ったらキ、キスをしていたじゃないか

 !

 

 …

 

 暗くて彼氏の顔は見ていないけど免許ある

 ってことは、年上の彼氏なんだろうな。

 

 でも、なんで彼氏いるのにオレにいろいろ

 質問してきたのだろう…。

 

 

 よくわからない。

 

 そんな意味不明な河野さん…いまだにオレ

 によく質問してくる。

 

 たまに、意味わからない質問もされた。

 

 幼稚園は、何組だった?と。

 

 なので河野さんも同じ幼稚園だったのかと

 思ったら全然違う幼稚園だった。

 

 …

 

 河野さんやっぱり理解できません‼︎

 

 

 そんなオレは困惑しながらバイトに励んだ。

 

 

 

 ポツ…ポツ…

 雨が降り出した。

 

 

「あ、雨だ!わーい。スペシャルデイ♡」

 と河野さんがオレの隣で喜んだ。

 

「えっ?雨降るとスペシャルデイなの?」

「そうなの。雨はわたしにとって最高の日」

 とうっとりする河野さん。

 

 河野さん…

 なんか不思議ちゃん…?

 

 

 オレはなぜ雨がそんなに嬉しいのか意味が

 わからなかったけど、とある雨の日ようや

 く意味がわかったのだ。

 

 単純なことだった。

 

 彼氏が用事がない時は、雨だと車でお迎え

 に来てくれる。

 ただそれだけのことだった。

 

 普通ならそれでおしまいだ。

 彼氏が来てくれてよかったねと。

 

 でも、でもさ…

 

 なんか河野さんの彼氏…

 なんか引っかかる…。

 

 彼氏ってか、車…。

 

 彼氏は、いつも車から降りないからよくわ

 からないけど、あの車ってさー…。

 

 

 バイト終わり、河野さんは彼氏のお迎えで

 ルンルンで帰る。

 

 幸せそうな河野さん。

 

 幸せならそれでいいと思う。

 でも…

 でもその彼氏ってー…。

 

 いやいや、人を疑うなんてよくないよ。

 うんうん。

 たまたまだ。

 

 …たまたま河野さんの彼氏は…きっと…

 きっと白雪さんの彼氏と同じ車に乗ってい

 るだけだ。

 

 なんなら色も同じだけどそんな偶然は、よ

 くある。

 

 近くで見たわけじゃないし、違う車種かも

 しれない。

 

 気のせいだ。

 

 白雪さんの彼氏が最近車に乗りだしたのも

 きっと免許を最近取得したからなのだろう。

 

 そうだよな。

 白雪さんも河野さんも偶然年上の彼氏がい

 て黒い車に乗っているだけなんだ。

 

 うんうん。

 

 きっとそうだ。

 そう信じたい。

 

 続く。

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