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ゆるキャラ

 あ、あそこにいるのは!

 

「あー‼︎いた〜♡」

 喜ぶ白雪さん。

 

 …あ、あのゆるキャラってずんぐりむっく

 り体型。

 

 しかも白い…猫…なのか?

「ねー、見てよ〜かわいいでしょ〜♡」

「あーぁ、うん。かわいい」

 

 ちょっとオレと体型が似てる…。

 オレは、少し痩せたけど後ろ姿なんかもう

 オレじゃん⁉︎

 

 

 

 

 …

 

 

 

 オレは遊園地から帰ってから猛ダイエット

 することにした。

 

 遊園地は、すっごく楽しかった。

 

 ずっと手繋いだりしてさ、カップルみたい

 で楽しかったなー。

 

 でもさ、

 やっぱり白雪さんからしたらオレはタダの

 ゆるキャラ…。

 

 あ、わかっていたさ。

 うんうん。

 

 あんな美女がオレなんか最初っから相手な

 んてしてないんだよ。

 

 でも…

 でもやっぱりわかっていたけどさ、悲しい。

 

 ドミノがバタバタと倒れるようにオレのメ

 ンタルもバタバタ倒れた。

 

 せ、せめてやるだけやって砕けるならまだ

 しも、ゆるキャラのまま終わるなんて虚し

 すぎる。

 

 だから今度は本当のカップルとなってまた

 あの遊園地に行きたい。

 

 

 

 

 うおりゃーー‼︎

 オレはとにかく筋トレ、食事制限を頑張っ

 た。

 

 だいぶ絞れてきたけど、あとひとおし。

 

 しかもタイミングよく夏休みがそろそろ訪

 れる。

 

 夏はとにかく汗をかく。

 チャーンス‼︎

 

 ってわけでバイトを全力で働き汗だく。

 

 たまに白雪さんに会う。

 

 バイトがすごく近いからなぁ。

 

 できれば夏休み中会わないでビックリして

 もらいたかったんだけどなー。

 

 ま、仕方ない。

 

 で、白雪さんはいつもオレに会うと

「大丈夫?ちゃんと食べてる?」

 と心配してくれる。

 

 や、優しい〜。

 

 

 

 

 で‼︎

 ついに夏休み明け

 

 オレはゆるキャラを脱皮したのだ‼︎

 

 母さんが言った。

「幼稚園の頃に戻ったみたいだわ」

 と。

 

 そう。

 オレは幼稚園の頃とてもモテたのだ。

 色白だったけどそこまで太っていなくて、

 髪もサラサラだったのだ。

 

 

 鏡の前で自分をじっと見た。

 

 白豚じゃない。

 ほんとに母さんの言う通り幼稚園の頃に戻

 ったみたいだった。

 

 そしていざ教室へ。

 

 ガラッ

 

 

 ⁉︎

 

 な感じの空気を感じた。

 

 すると一人の男子が

 

「はっ⁉︎白代⁉︎ヤバっ」

 と言ったかと思うといきなり女子に囲まれ

 たオレ。

 

「え〜、すご〜♡」

「どうしたの〜♡」

 と。

 

 あの…、あんまり取り囲まれると白雪さん

 と話せないってかさ。

 

 チラリと白雪さんをみるとフィッと目をそ

 らされてしまった。

 

 え…

 

 続く。

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