おまけの登場人物紹介
本編のおまけの人物紹介です。
今回は固有名称無しなので、書いてみました。
ヒロイン:
前世はブラック企業に勤めていたOL。
死因は多分過労死。
前世で散々苦労していた為か、ヒロインとして転生しても、心の中で現状を色々疑っていた。
その結果、頭ヒロインながらも致命的な馬鹿をやらず、攻略対象達も真面であった為、悲惨な末路は避けられた。
前世でハマったゲームや漫画の中で、銃火器を扱った物が多数あった為、それ等の知識は豊富であった。
断罪後、3人の攻略対象とハーレム婚をし、4男2女の母となる。
帝国崩壊後の軍事バランスが崩れた大陸の紛争を抑える為、冒険者を纏め上げたギルドを結成。
第三勢力として大陸の平和を対話と物理で成し遂げる。
大陸の秩序が安定した所で、子供達にギルドを任せ、夫達と共に冒険の旅に出る。
壮年期においてもその比類なき魔力は、大陸最強の冒険者パーティーとして後年まで名を馳せた。
王太子(魔法剣士):
ヒロインが前世でプレイしていた乙女ゲームの攻略対象その1。
王道の王子様キャラ。
断罪後、魔法剣士として活躍。
その実力と美貌、一部に伝わっていた素性から、彼方此方から声を掛けられていた。
しかしながら、ヒロイン一筋であった為、全て断っている。
元王族という事で政治に精通し、冒険者時代は地方の汚職を暴くなど、国内の浄化に努める。
その後数々の功績を成し、その力を取り込みたい国の思惑から爵位を賜る。
帝国との一戦において、前線で指揮を執り見事に撃退。
ますます名声を得た。
帝国崩壊後は、元王太子としてのカリスマ性を発揮し、荒くれの冒険者達を纏める一助となる。
表向きのギルドマスター。
ヒロインとの間には2人の男児をもうける。
本当は女の子も欲しかった。
宰相子息(魔導士):
ヒロインが前世でプレイしていた乙女ゲームの攻略対象その2。
クールな参謀タイプの眼鏡男子。
断罪後、魔導士として活躍。
知的キャラだけに、常に冷静沈着で、パーティーの智将。
戦闘では高火力範囲攻撃を駆使し戦う。
交渉事において無類の強さを発揮する。
方々からモテたがヒロインしか眼中になかったので、全て無視していた。
帝国崩壊後は、その頭脳と交渉術でギルドの設立と運営をサポート。
サブマスターとしてギルドを取り仕切った。
ヒロインとの間には1男1女をもうける。
冷静沈着な鉄面皮と知られる彼だが、ヒロインと子供達にはデレデレである。
騎士団長子息(戦士):
ヒロインが前世でプレイしていた乙女ゲームの攻略対象その3。
所謂熱血系キャラ。
断罪後、戦士として活躍。
豪放磊落で裏表の無い、竹を割ったような性格と、その戦闘力から冒険者達には兄貴分として慕われている。
モテモテだったが、ヒロイン一筋なので誰にも靡かなかった。
帝国崩壊後は、ギルドの武力担当となり、ギルド冒険者の戦闘指南役としても活躍。
ギルドのサブマスターとして多くの冒険者に慕われた。
ヒロインとの間には1男1女をもうける。
初めての子供である長女を溺愛し、その婚約者となる人物とは後世に残る大激戦を繰り広げたとか。
公爵令嬢:
元ネタの乙女ゲームでは悪役令嬢だったが、この世界では真面な淑女であった。
幼少期、ヤンデレの皇太子と出会い、彼に執着されたことで色々と人生が狂った。
本来は悪役令嬢物の主人公ポジ。
全てを知った後は子供達と公爵領にてひっそりと暮らしていた。
国がますます発展する事により公爵領が更に拡大されたため、その手伝いをする事となった。
後に難民となった帝国市民を受け入れ、自治区にて彼等を統治する。
表立っての正体は明かせなかったが、市民たちはその素性に気付いていた。
皇妃時代は善政を敷いていた為、慕う者も多く、統治は上手く行っていたようだ。
皇太子(帝国のアレ):
全ての元凶。
悪役令嬢物におけるヒーローだったが、重度のヤンデレでもあった。
幼少時の継承権のドタバタで人間不信気味だったが、避難先で公爵令嬢と出会い彼女に恋をする。
その後彼女と結ばれるために熾烈な継承者争いを制した。
余計な事さえしなければ、公爵令嬢と幸せに暮らしていけた。
死後、その本性を公爵令嬢に知られたため、愛想を尽かされた。
皇帝の息子達:
兄は母親を支える為、公爵領にて使用人として働いた。
優秀な両親の血をいかんなく発揮し、多忙の祖父や母親を良く支えていた。
後に公爵領における帝国難民の自治区にて、統治していた母の後を継ぎ、元帝国民と公爵領の領民との仲を取り持つなど、優れた政治手腕を発揮する。
従姉妹に当たる、公爵家の令嬢と政略結婚をし、夫婦仲は非常に良好であった。
弟は冒険者と成り、そこで次期エースとなるヒロインの息子達とライバル争いを繰り広げた。
後に、ヒロインの長女に求婚。
戦士相手に、凄まじいお嬢様を下さいを成し遂げた。
ヒロインの子供達:
長男(父は魔法剣士):
ギルドマスターである父の後を継ぎ、組織を更に発展させる。
父同様、万能型の魔法剣士でその総合力は大陸一とも言われる程の使い手となる。
父から爵位も受け継いだ貴族であった為、色々とゴタゴタがあったが、それを力で捻じ伏せて、後に冒険者の女性を妻として迎える。
次男(父は魔導士):
父同様、ギルドのサブマスターとして各国家と交渉で渡り合う。
計略を兼ねているものの、複数の国の有力貴族の娘を妻とするなど、母親の影響を強く受けていた。
その類稀な知力を持って、妻達との逢瀬を完璧にこなしていた。
長女(父は戦士):
初の女の子として3人の父親と兄2人によって蝶よ花よと育てられた。
あまり甘やかすと不味い事になると直感したヒロインは、悪役令嬢物によくある我儘ヒロインの末路などを寝物語に良く聞かせて教育した。
その甲斐あって、真っ直ぐに育ってくれた。
後の皇帝の息子(弟)と恋仲になり、激戦を繰り広げる戦士と皇帝の息子(弟)の決着は彼女の一言で付く事になった。
三男(父は魔法剣士):
優秀な兄と姉を持った彼だったが、深い愛情を受けたため、コンプレックスを抱くことなく成長。
大陸の秩序が安定していたとはいえ、まだまだ問題も多く、それを解決するために、市民の為の学校を設立し、初代理事長となる。
学校などの教育機関は基本的に貴族と才能、或いは財産を持った平民しか通えなかったが、貧しい者でも教育が受けられる様に尽力した。
これは母の言う義務教育という概念が基だったらしい。
次女(父は魔導士):
母の可憐な外見と、父の知力を兼ね揃えたチート妹。
その能力の高さから何でも欲しがる妹であったが、無理に奪うようなことはせず、己の才覚でもって手に入れる事を是としていた。
その為に努力する事を厭わず、多くの国の王太子や貴族令息から求婚される事になった。
完全に傾国の魔女みたいになっていた為、両親と兄弟達もどうにかせんとヤバイと思った所で、彼女が伴侶に選んだのは極普通の平民の少年であった。
強いて言えば根性があるくらいの唯の平民の少年。
それが大陸中の王侯貴族を押しのけて、傾国の魔女の伴侶と成るのだから騒然となった。
その後は平凡な主婦として旦那と幸せに暮らした。
本人曰く、「恋とはそういう物です」だとか。
末子(父は戦士):
性格は父よりも母に近いのんびりした少年。
父や他の兄達以上の体躯を持つも、争い事にあまり関心のない人畜無害な存在だったが、突如覚醒した。
「海の覇者に俺は成る!」
という言葉を残し、出奔。
これには親兄弟が慌てたが、数年後ひょっこりと帰還する。
異国の船団を引き連れて。
これを切欠に、海の向こうにある海洋国家の存在が確認され、交易が始まった。
実は転生者であり、この事実にヒロインは引っ繰り返った。
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