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目覚めて始まる異世界生活〜チートが無くても頑張って生きてみる件〜  作者: どこでもいる小市民
第三章〜白殺虎との遭遇編〜
59/158

ニーナちゃんの説明

章設定を消しました。完結した後に改めて決めます。

幕章についてはサブタイにそう書きます。また、前話で告知もします(忘れてたらすいません)。


あと、毎日更新を一週間もして、ブクマ1つも増えなかったのに、何故か、更新をしていない日に2つも増えました。なんでだろう?

それはともかくありがとうございます。

事は数分前の出来事だ。


「ねぇ、ニーナちゃんて呼んでいい?」


ルナがニーナにそう尋ねる。


「うん、お姉ちゃんたちみんな好きに呼んでいいよ」


ニーナがそう許可を出す。すると


「じゃあ、私もニーナさんと呼びますね」


と、チワもベルンさんからニーナさんと呼び方を変える。


「それじゃあハズクはニーナとお呼びしますね」


いきなりの声にニーナが驚く。その声の主はハズクだ。いつの間に部屋に入ったのだろう。


「あ、ハズクさん。この子はニーナ・ベルンさんです。トキヤ様が連れて来ました」


チワがハズクにそう説明をする。


「ご主人様が?……後できっちり話していただきませんとですね」


「当たり前よ」

「はい、それはもう当然です」


3人の思惑が一致した初の瞬間だと思う。


「お、お姉ちゃんたち、ちょっと怖い」


その姿にニーナは少し怯えていた。


「ところで、その……トキヤのことを何で、お兄ちゃんって呼んでるの?」


ルナがニーナに質問をする。


「えっとね、お兄ちゃんはお兄ちゃんなの」


「あっ、もしかしてニーナさんってカンラン村の村長さんの孫じゃありませんでした?」


チワは思い出したようにニーナに尋ねる。


「……うん」


ニーナは悲しそうな顔をした。その姿に3人はこれ以上聞くのを止める。そして、トキヤが急にニーナを預かる理由が、ここにあるのだと気づいた。


「あ、そうそう。トキヤ様の料理は本当に美味しいんですよ」


チワが話題を変える。


「男のくせに私たちの中で一番うまいのが癪だけど、本当に美味しいのよね。一体なんでかしら?」


そのニーナへの気遣いにルナも乗っかる。ちなみに、料理が美味しいのはスキル『料理人』の補正が掛かっているのもあるが、大部分はトキヤ本人の実力だ。本人は自覚無しだが。


「それでニーナから見て、ご主人様はどう思いますか?」


ハズクがニーナに尋ねる。


「んーと、トキヤお兄ちゃんは……私の初めての(対等に接してくれた)人なの。だからね、大好きなの」


その瞬間、空気が凍った。


(……ご主人様、ハズクがあんなに迫ったにも関わらず、あのような態度をとっていたのは、ロリコンだったからだとは。くっ!なぜこのような豊満に育ってしまったのです!ハズクのバカバカバカ!)


(ははははは、はじ、初めてって、もしかしてキキキキキ、キス⁉︎ずるいずるい!私も!じゃなくて!……こんなに小さい女の子に手を出すなんて……トキヤの変態……)


(トキヤ様はロリコン、トキヤ様はロリコン、トキヤ様はロリコンーー)


3人は顔が鬼になった。そして今日一番の怯えた顔をニーナはした。……このままじゃ、懐くどころか距離ができそうな感じだ。


その時だ。扉を開ける音がする。それと同時に料理のいい匂いが鼻腔をくすぐる。


「みんな、時間も時間だし早めで出来るものしか無いけど……なに?3人とも、こっちを見て」


そんな態度を取ったトキヤに、3人は率直な想いをぶつけた。それを聞いたトキヤは3人を落ち着かせて、改めて話を聞いたのだった。そして話は現在に戻る。


「ふむふむ、ニーナちゃんが俺を初めての人と言ったと。……友達ってことだろ?ニーナちゃん、村長の孫だから、友達いなかったらしいし」


「「「……え?」」」


俺がそう言うと、チワとルナは驚いた顔をする。そして2人とも、『よかったー』とか色々言っている。まぁ、ルナと、チワも実年齢はギリギリだがロリに……入るか?だろうから心配だったんだろう。


「ところではハズク、お前は分かってて乗っかっただろう?」


「…………」


俺がハズクに尋ねると、ハズクは首を横にプイっとそらして、目を合わせようとしない。


「沈黙は肯定と取るぞ」

「ご主人様、ハズクは何のことだか一切分かっておりませんでした」

「嘘つけー!」


「それで、とりあえず話してもらわなきゃ、また勘違いが起こるでしょ!だから、さっさと話しなさいよ!」


ルナは自分の勘違いが恥ずかしかったのか、あたりが激しい。理不尽だ。ニーナちゃんを見ると、頷いた。『言ってもいいよ』と言うことだろう。


「分かったよ。まず始めに、ニーナちゃんはカンラン村の村長、ガスト・ベルンさんの孫娘なんだよ。それで何で連れてきたかは……カンラン村は潰れたからだ」


「……っ……」

「……え……?」

「潰れたですって!何でよ!」


幾ら何でもニーナちゃんに対して配慮がなかったかもしれんな。3人とも、目を見開き、驚いた顔をする。特にルナの反応が激しい。一番はチワだと思っていたが、『え』以外の声が出ていない。逆に驚き過ぎてなのかもしれないが。


「獣魔皇の白殺虎が村を襲ったんだ。生き残ったのは俺とニーナちゃんのみ。明日、魔法騎士団が調査に行くから、俺とニーナちゃんもついて行くことになった。みんなには急に予定を入れて悪いと思う。でも、ニーナちゃんはその光景を見ていないんだ。俺は見せるべきだと判断した」


みんなは静かに俺の話を聞いていた。時々、3人がニーナちゃんを目で見ていたことが分かった。


「……そうですか。あのトキヤ様、私たちもついて行くことは出来ませんか?」


チワが俺にそう言ってきた。


「無理だな。足がハクちゃんだけじゃな。約束をした俺とニーナちゃんは確定だが、チワは立場的には亜人奴隷だ。この国の騎士団たちもいい顔はしないはずだし、ハズクは奴隷ではないが亜人だ。それに合わせて出発するのが朝だから無理だ。ルナはーー」


「私は遠慮しておくわ。それに、確かにその方が2人が嫌な思いをしないはずよ」


ルナは俺が言う前に自分から辞退を言い出した。


「そうか、それじゃあまた、1日2日別れることになるな。2人はその間に森で鍛錬でもしておいてほしいんだ。また集まった時、俺は最近動いてないから、体が鈍り気味で、みんなの足を引っ張るかもしれないんだけど」


「分かりましたトキヤ様。あと、レベルが上がりました。今はレベル20です」


チワがまたひとつ成長をした。体はこれ以上成長しないらしいが。


ちなみに俺も確認したが、レベル31になっていた。上がったのは1レベルだけだった。最近ほとんど、動物や魔物を狩っていないからな。


……あのレベルアップとか知らせる声解除しようかな?もしもの時に使えるかもしれないし。ただ、日常じゃ、色々言われてうるさいと思うけど。


「そうか、また強くなった。俺も絶対にーー」

「トキヤ、ご飯もう食べて良い?」


ルナが聞いてきた。言葉をかぶせるなよおい!


「あぁ、そうだな。みんな食べようか」


俺はそう返した。まぁいいか。


「そうですね。頂きます」


「「「頂きます」」」


俺に合わせて他の3人も一緒に言う。


「?トキヤお兄ちゃん。さっきのなーに?」


ニーナちゃんは意味が分からず、首を傾げてキョトンとしている。


「さっきのはーー」


ニーナちゃんに説明をした。ニーナちゃんはきちんと意味を理解し、使って食べた。全員で食べたので、作った料理はすぐに無くなった。


そしてルナが帰る時間になった。チワ、ニーナちゃんは寝てしまった。2人とも、疲れがたまっていたのだろう。ハズクは起きてる。


「それじゃあトキヤ、またしばらく会えないけど……ニーナちゃんのこと、頼んだわよ。あと……ぷ、プレゼントだけど、ずっと待ってるから……ね」


「あぁ、いまは時間がないけど必ずプレゼントするよ。楽しみにしておいてく……過度な期待はしないで、楽しみにしておいてくれ」


言い直した。無理なものを期待されても困るからな。


「分かってるわよ。トキヤにはそこまで期待はしていないわ。それでも……楽しみにはしておいてあげるわ」


「そうですか……じゃあまたな。あ、送るよ」


「それじゃあ遠慮なく」


俺はルナを魔道具屋まで送る。ルナはなんだか、元気が無くなった。


「ルナ、どうかしたのか?」


俺が尋ねる。


「……別に、何もないわよ」


ルナはそう答えるだけだった。何もないわけないだろうに。そう思っていても、口には出さないが。言いたくないこともあるだろうし。そうこうしているうちに着いた。


「トキヤ、気をつけてね」


「ルナも。じゃあまたな」


「うん。またね、トキヤ……気をつけてね」


俺が手を振り、ルナがそう言って、手を振り返す。

帰ってきたら、ハズクがベッドにチワとニーナちゃんを寝かしていた。


「おい、普通は俺とニーナちゃん、チワとハズクだろ

?」


「ご主人様はロリコンの変態さんで『ロリコンでも、変態でもねーよ!つーかそんなこと想像しているハズクの方が変態だろうが』……てへぺろ」


「可愛いけど、誤魔化すな」


そんな会話をして、ニーナちゃんを俺のベッドに連れ込んだ。変なことはしないよ。


そして寝る。変なことはしてないよ。そう言えば、フクロウは1日の3分の2時間ぐらいを睡眠に費やすと聞いたことがあるが、ハズクの場合はどうなんだろう?


結果、そこらへんは人間と一緒の生活リズムだった。ただ、朝が弱く、夜に強い。

面白かったら誤字脱字報告、ブクマ、ptお願いします。

あと、私のもう1つの連載作品の

『普通を求めて転生したら勇者の息子だった件』

も、是非読んで見てください。

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― 新着の感想 ―
[一言] どんなに力があろうがいざって時に何もできねぇ強さは強くなったとは言わねぇんだよ
2020/01/01 19:41 退会済み
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