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目覚めて始まる異世界生活〜チートが無くても頑張って生きてみる件〜  作者: どこでもいる小市民
第二章〜No.8編〜
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ルナの部屋とチワの目覚め

あけましておめでとうございます。

今日は新年ですので投稿します。

そして昨日で総合PV数が4000を超えました。ありがとうございます。


ついでに新作を投稿しました。題名が

『普通を求めて転生したら勇者の息子だった件』です。

こちらの連載は不定期更新になります。

そして今日はそちらも5話投稿しますので是非読んでください。時間は0時と同時タイミングで1話が、次に6時、9時、12時、15時です。

ブクマ、ptをついでにつけてくれたら嬉しいです。

もちろんこちらの連載も大歓迎ですよ。


「戻ったよルナ」


俺はNo.8を抱きかかえて魔道具屋に戻って来た。一応《水拘束》をかけておいたが杞憂だった。そうそう、《水拘束》をさっき一回解かれていたが服は濡れていない。どういう原理なんだ?いや、この世界じゃ普通はそうなんだろうが……これも聞いても意味がなさそうだな。


「遅い!」ルナの怒声が聞こえる。


「悪い。色々あってな」俺はそう言う。だがルナは


「謝れば良いってもんじゃないの!」


「……はい……」俺はそう言うしかなかった。


「……所でその子がチワさんに重傷を負わせた子よ

ね?《水拘束》使ってるし」


No.8の事を指を指して聞いてくる。


「そうだ。所でチワは大丈夫……なのか?」


恐る恐る聞いてみる。大丈夫だとは思うが万が一ということも……。


「チワさんは大丈夫よ。今は眠っているわ。じきに起きてくると思うわよ」


「そうか……良かった……」


ひとまず安心だ。あとは二人にも話をして、No.8から情報を聞き出さないと。


「あとね。なんでお姫様抱っこなの⁉︎私もしてほしっううんっ」


ルナはなんか言いかけたが失言だったのだろう。誤魔化していた。


「だって一番持ちやすいんだよ。おんぶとかは相手にも意識が無いと無理無理てか、取り敢えずチワの様子を見てくるから、この子のこと見ておいてくれ」


「分かったわ。けど、どこにしましょうか?……取り敢えずは私のベッドでいい?」


俺の返答に少し不満そうな顔をしている気がするが気のせいだろう。


「分かった。運ぼう」


そう言って俺はルナに案内され部屋へと向かった。この店は一階が魔道具屋の店。二階が二人の家となっている。二階には部屋が3つある。1つは昼頃三人で話していた現代のリビング的な場所、2つ目は現在チワが寝ているお爺さんの部屋、3つ目がルナの部屋だ。


「ここよ。トキヤは入らないでね」


ルナも年頃の女の子だ。異性が自分の部屋に入るのは嫌だろう。


「良いけどルナはこの子持てるか?」


「それは……無理よ!無理に決まってるじゃない!」


なら初めからそんなこと言うなよ。とは口が裂けても言えない。


「じゃあどうするんだよ?」俺が聞く。


「しょ、しょうがないわね〜。特別に入る事を許すわよ。いい、特別だからね。普通の人は入らないわよ。

トキヤが初めてなんだからね〜」


なぜか語尾がおかしい。てか、そらそうだろ。性格的にもルナって友達少なそうだし、入るのはせいぜいお爺さんぐらいだろ。……そう言えば名前なんて言うんだろう?お爺さんじゃ言いづらいな。


「それじゃあ……お邪魔しまーす」


ガチャン……パタン。部屋に入り扉を閉める。部屋はなんと言うか……女の子らしいというぐらいの感想しかなかった。ルナが部屋の感想を求めて来たが俺が気の利いたセリフなど言えるわけなく「あーえーとだなーすごくルナらしいよ」と言ったらすごくルナがむすっとした顔をして、あからさまなほど不機嫌になった。


「悪かったってルナ。でも俺じゃあれぐらいの感想しか出ないんだよ。勘弁してくれってマジで機嫌なおしてくれよ」


「謝れば良いってもんじゃないの!全くトキヤはデリカシーとか乙女心とかまーったく分かってないんだから」


「ならどう言えば良かったんだよ?」俺がルナに問う。


「そっ、それは……秘密よ。自分で考えなさい」


「なんだよそれ」


これじゃあまた同じ過ちを繰り返すことに……あとで起きた後のチワにでも聞くか。


次は俺はルナの部屋にNo.8を寝かせてたので、チワに会いに行く。眠っているが……。


チワが寝かされている部屋に入る。そこにはちゃんとチワが居る。一応腕の脈を確認して俺は安心した。


「良かったー。ちゃんと生きてる」


「当たり前じゃない。この私が直したんだから」


「それでもだよ。自分の目で確認するまで気が気じゃなかったんだ」


「……そう……大切なの?チワさんの事が?」


ルナが聞いてくる。何を当たり前のことを。


「当たり前だろ。今の俺の中じゃ……三番目ぐらいだ」


「チワさんで三番目?じゃあ、一番は?一番は誰?」


「一番はもちろん雪だよ」


「……ゆきって誰?」


しまった!チワにしか向こうの世界のこと話してなかった!誤魔化すか?……いや、こんなのはいつかバレる。なら正直に話すべきか?


「……妹だよ」


「トキヤ妹いたの⁉︎ちょっ、そう言うのは早く言いなさいよ。私も会いたい!年はいくつなの?私の方が年上?年下?どっち?」


ルナの急にテンションが上がった。なんだ急に?


「会うのは無理だよ。年は12歳。ルナと同じだよ」


「無理かー、同じかー」ルナは不満そうだ。もしかしてお姉ちゃんぶりたかったのだろうか?ちなみにルナは一人っ子だそうだ。


「と言うか、早く話をしないとな」


話題を変える。これ以上時間を無駄に使いたくない。無駄は言い過ぎか?


「そうね。じゃあ三人で話したあの部屋でいい?」


魔法書を読んだり、教えてもらったりした場所だろう。


「ああ、でも一応あの子に逃げられないように同じところで話すか?」


「そうね。起きても《水拘束》を解くのに時間がかかるし、その間に眠らせることもできるし」


「眠らせるってどうやって?固有魔法?とか言うのをルナは使えないんだろ?」


No.8に対してルナは使えないと言っていた。ならどうやって?


「魔法じゃ無くても睡眠薬の原料の薬草があるわ。うちは魔道具屋。そう言うのも置いて居るの」


そう言えば草が置いてあった。大して気にはしていなかったがあれが薬の原料か。


「そう言うのは薬屋とかじゃないの?」


薬屋には俺たちの命の恩人、中級ポーションなどが売っている。他にも自身で調合する薬草などもだ。睡眠薬なら不眠症などに効くだろう。


「なんで薬屋に?固有魔法の睡眠魔法を覚えるのに必要だからに決まってるでしょ」


キョトン?と効果音がつきそうなさも常識でしょ?の顔でルナが見てくる。


「だから俺は魔法については何も知らないから自分の常識を問われても分かんないんだって。それも話の時に教えてくれ」


「分かったわ。お爺ちゃんもいるしラッキーね」


ルナのお爺さんは70歳を超えているだろう。年寄りの知恵やルナでも知らないこともあるかもしれないな。


「そうだな」そう答えておく。


「……ん……うん?……トキヤ……様?……」


チワの声だ。見ると、目は焦点が起きたてで合っていないがちゃんと開いている。俺たちの話し声で起こしてしまったかな?悪いことをした。だが、話し合いに出られるのは良かっただろう。


「大丈夫チワさん!私の魔法ちゃんと聞いてる?」


「痛がっていないところを見るに大丈夫うおっととっ」


俺もルナも急いで駆けつけた。その時俺は床の段差につまづいた。その時前にいたルナにぶつかってしまった。


「きゃっ!」


可愛い声を出して倒れそうになったルナ。だが俺は耐えきれず倒れてしまう。それにルナも巻き込まれる。


ドシャーン!


「なっ!なんですか!」チワが俺たちが倒れた衝撃で目が完全に覚めて俺たちの方を見る。


「……トキヤ様……ナニをしているのでしょうか?」


チワが笑顔で聞いてくる。言い訳をさせてもらおう。俺は倒れた時にルナを巻き込んでしまったために怪我をさせまいと頭を手で守り、ルナはうつ伏せに、もう片方の手で床に手をつく。壁ドンならぬ床ドンになってしまった。だが、片手だけだったので体重を支え切ることは出来ず顔と顔、体と体がほとんど密着している状態になってしまった。


感想は床についた手があとから痛かった。なぜ後でかと言うとそれどころではなかったほど動揺したからだ。


「ご、ごめんルナ。怪我ないか?」


「ぜぜぜぜ全然!全然なな無いわよ!ととトキヤのバカ!」


ルナに怪我が無いかを急いで確かめると俺たち二人共急いで立ち上がる。


「ち、チワ。今のは事故だよ。わざとじゃ無いんだよ。本当だよ」


「そ、そうよ!今のは事故よ。原因はトキヤだし」


俺もルナも驚く速さで言い訳をする。自分でもわからない。そんな急ぐ理由は……そうだ。チワとの信頼関係が悪化した時俺が大変だからだ。そう納得する。チワが少し怒っているのも「やはりトキヤ様はロリコンなのでしょうか?」と言う疑惑が浮上したからだろう。主人が特殊性癖持ちは嫌だろうからな。


「そうですか?あんなに体を密着させておいて?」


「それは悪かったって。でも事故だから!」


「そうよ事故よ!あんなの!」


あんなのは酷くね?


「はぁ、分かりましたよ。でもトキヤ様」


「はい!」


「後でちょっとしたお願い聞いてもらいますからね?良いですか?」


「はい!なんなりと」勢いでそう答えてしまった。


「約束ですよ。絶対ですからね」


チワとそんな約束をしたのだった。

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