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よめと防御と異世界と  作者: 黛 輝琉
9/19

Level.9「とてつもなくダセェ」

「冒険者ギルドのご利用は初めてですか?」

受付のショートボブのお姉さんが丁寧にな口調で話し始めた。

「はい、初めてです」

「では、ご案内致しますね。まずこのギルドには主に冒険者の登録とクエストの管理、モンスターなどのドロップ品の買取や道具の販売、併設されたている酒場の経営を行っております」

ポケ〇ンセンターの上位互換カナ?

「まずギルドをご利用頂くにはギルドに会員登録して頂く必要があります」

ちげぇわ。TSU〇AYAだったわ。

「ギルドに登録するには登録料がかかります」

!?

おい、待て。俺らはこの世界のの金通貨なんて知らねぇし持ってねぇよ。

俺が混乱しているとまたポケットの中でスマホが振動した。

「ちょっとすいません」

俺は一言断ってからスマホに届いたメールを開いた。

受付のお姉さんはスマホを見たことが無いのか不思議そうな顔をしながらも待ってくれた。

ユメも俺のスマホの画面を覗きこんできた。

『件名¦通貨について

本文¦ステータスをみてご覧?』

俺達はステータスを開いた。

『ステータスにページ4つあるだろう?その3つ目を開いてみてよ』

俺は神のメールの示された通りにステータスを開いた。

なんか『神のメール』ってとてつもなくダセェな。

そこには「所持金」と「持ち物」の欄だった。

所持金を見ると何故か『98,762(ルーン)』と表示されていた。何だるーんって…

それよりこの数字どっかで見た気が…

はっ!

俺は慌てて財布の中身を確認した。

「財布の中身が…ねぇ!?」

財布の中身がはクレジットカードやポイントカード、免許証や会員証などのカード類は残っていれど、肝心の現金は1銭も残っていなかった。

やっぱりこの所持金は俺がこの世界にとぶ前の財布の中に残っていた現金の総額だ。

またスマホが振動し、『この世界には現金という概念が存在しないんだよ。2000年くらい前にはまだあったんだけど「ルナ」っていう昔の大魔道士が全人類にステータス表を使える魔法を細胞レベルで掛けたんだ。で、その大魔道士の名前からとって「ルーン」なんだって。その大魔道士のおかげで現金の盗難とか銀行強盗がなくなったんだから偉大だよね。まぁこれで一から資金集めする異世界転生もののテンプレ問題の一つは解決だね。じゃあ引き続き異世界生活頑張ってネー』

そこでメールは終わっていた。

俺は神に1文返信した。

『口座の貯金分も寄越せ』




多分ルナさんはこれからそんなに本編には関係しません。

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