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この町のネコ、やっぱりおかしい  作者: 大西さん
そして発見された記録たち
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ペットショップ店員の異変記録

ペットランド城東店 業務日報


記録者:アルバイト 今井(19歳)


2024年3月1日 子猫の売れ残り5匹。 3ヶ月以上売れてない。 でも最近、逆に元気。 餌もよく食べる。


3月5日 深夜残業中、物音。 猫たちがケージの中で「会議」してる? 全員が円になって座ってる。 一匹が中心で、他が聞いてる感じ。


3月8日 掃除中に気付いた。 ケージの金網に傷。 よく見ると文字。 「モウスグ」 器用な猫だ。


3月10日 お客さんから苦情。 「猫に睨まれた」 「人を値踏みするような目」 「選んでるのは猫の方」


確かに最近、猫たちが客を「面接」してる感じ。


3月12日 売れた! ...と思ったら、翌日返品。 「猫が家族の名前を覚えない」 「自分たちを別の名前で呼ぶ」 「夜中に玄関の前で待ってる」


3月14日 閉店後、猫たちが騒ぐ。 見に行ったら、全員がガラスに顔をつけてる。 外を見てる。 そこには...他の猫? いや、人? 立ってる。


3月15日 最終日。 朝、店に来たら猫たちがいない。 ケージは中から開いてる。 レジに置き手紙。


「おせわになりました もうだいじょうぶです みんなでかえります あなたもいつか」


子供の字? いや、これは...肉球の跡を繋げて文字にしてる。


防犯カメラの映像。 深夜3時33分。 猫たちが自分でケージを開ける。 そして二本足で立ち上がり、 手を繋いで、 店を出ていく。


最後の一匹が振り返る。 その顔は... 笑ってた。

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