83、初級学校開校(1)
初級学校開校に向けて。
開校記念日は5月10日かな。
「5,6月は勤務のサイクルが少し変則的になるわよ」
リサタカプロジェクトのリサさんの執務室。
5月の勤務についての打ち合わせだ。
「あなた、学校の開校前後にはあちらにいなくいてはいけないでしょ。用意したけどはいお任せとはいかないのよ」
「あ、そうだね」
「大丈夫かしら?しっかりしてね」
しっかり者の婚約者がいて助かっています。
賢者といってもみんなの助けがあるから色々できるんだ。
婚約者の皆さんの助力、神様の皆さんのアドバイス、精霊の皆さんの働き、そして多くの支えてくれる人に。
ありがとうございます。
感謝しています。
「王都から5月31日に領都の開都の式典をおこなわないかと打診があったのでしょ」
「そうだよ」
「なら31日の前後は休みにしなくてはいけないわね。6月も影響するわよ」
「よろしくおねがいします」
「まっかせなさい!」
5月と6月の勤務日決まった。
5月
勤務 1,2,3,6,7,12,13,14,15,19,20,21,22、25,26,27,28
休み 4,5、8,9,10,11,16,17,18,23,24,29,30,31
6月
勤務 3,4,5,6,10,11,12,13,16,17,18,21,22,23、26,27,28
休み 1,2,7,8,9,14,15,19,20,24,25,29,30
5月10日はイチゲ学園開校、5月31日はタケハヤ公爵領領都イチゲ開都記念式典だ。
「これから毎年5月31日は開都記念日だからね」
「まさか毎年式典とか?」
「今年ほどでなくてもね。今年は王侯貴族が多数出席するから大変よ。まあ、ルルさんに任せておけば問題ないわね。さて、あなたの勤務日が決まれば私の勤務日も決まるわ。原則同じだからね」
「はは、たしかに」
「でも、先程のハンさんの話が気になるわね」
「どっち、ごみの件、情報漏洩?」
「両方よ、この日程が変更になるような事態にはならないで欲しいわ」
「同感だね」
忙しかった4月は終わった。
但し、地球での。。。。
まだ今日は領都でお仕事だね。
AGTの製作もあるが初級学校の開校準備の状況を確認しに行くことにした。
初級学校の校長室にマリさんを訪ねる。
毎日のように領主館で会っているのだが。
「施設はほぼ問題がないわ。内装も大丈夫だし、備品もそろっている。教職員も確保したわ。入学者、転入者も決まりつつあるわ。続々と領都に来ているわよ。わざわざ生徒だけで来させようという家庭も多いみたい。寮は多いみたい余裕がなくなりつつあるわ」
「では寮を追加で建造した方がいいかな」
「そうね、必要になると思うわ。賢者様が設立した学校だから人気があるわね。あ、これ10日のタイムテーブルの案だけど」
10日には開校の式典と入学式と始業式がある。
9時 開校式典
10時 入学式
11時 始業式
「本来なら始業しで、理事長挨拶はないけど今回は2年生から6年生が転入生ばかりだから挨拶をお願いしますね」
3回も挨拶があるのか。
内容を吟味しなくては。
同じではまずいしね。
さて、寮建設とAGT製作かな。
お読みいただきありがとうございます。




