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不思議なパン  作者: TKSZ
66/258

66、更なる来訪

また増える?

20日金曜日。

リサタカプロジェクトの方は休み。

今日の昼過ぎに王都から衛士・騎士・役所職員・領主の館の使用人が来る。

準備をしなくては。

衛士・騎士は領軍基地で挨拶をする。

役所職員には役所のホールで、領主の館の使用人には領主館のホールで挨拶だ。


起きて居間に行ったら、アスカ神とイチゲ神がいた。

貴方たちまだいたのね。

頼みがあるって?


アスカ神が自分のための社も欲しいといってきた。

今までなかったのですか?

お供えが欲しいらしい。


はい了解。

造らせていただきます。

今日の朝の散歩は止めた。

場所はイチゲ神の社の隣でいいかな?

あ、問題ないと。

庭園の方へ移動した。

その途中で2柱の神様が現れたよ。

もう驚かないよ。

慣れました。

で、どなたですかね。

アスカ神様が声をかけた。


「どうした、ムサシノ神、タケハヤ神」


うん?今、タケハヤ神と言ったな。

ムサシノ神はムサシノ王国、タケハヤ神はタケハヤ公爵領を担当だという。

ムサシノ神はお爺さん、タケハヤ神は7歳ぐらいの女の子だった。

まだできたばかりの公爵領担当だから幼い?


自分たちも社が欲しいって?

造らせていただきます。

はいできました。

また加護を頂いたよ。


「おお、できたな。お供えもよろしくな。それからこいつらの面倒も見てやれ」


ムサシノ神様が手をかざすと子犬と翼を持ったトカゲが現れた。


「こいつらは、この領内の精霊じゃ」


う~ん?ロクやムサのような存在か。


「こいつらと主従関係を結ぶとよいぞ。領内を護ってくれよう」


それはありがたい。

子犬と思ったのは狼だった。


「ロボといいます。タカシ様、よろしくお願いします」


翼を持ったトカゲは小さいけどドラゴンだって。


「ドラです。もう少し大きく変化もできます。タカシ様、よろしくお願いします」


彼らにも部屋を与えることになった。


「私たちの旦那様は人以外の仲間をどんどん増やすのですね」


婚約者が驚いている。

神様を仲間扱いしていいのかな。


「いいのじゃよ。お供えをくれれば。そなたは賢者ゆえに」


そうですか、タケハヤ神様。


アスカ神様がまだ来そうだなとぼそっと言ったのはスルーした。

他に誰が来る?


時間を使ってしまった。

昨日の神様のところにお供えをを持っていく。

これからこれが日課かな。

領都以外にも10か所。

ヒカワ神は3つ必要。

忘れないように名前入りの皿を用意した。

もちろん、魔法でね。

あ、ヒカワ三姉妹神は長女がヒカ様、次女がカワ様、三女がワヒ様でした。

今日は『魔法のケーキ』。

お供えは一口でいいという。

それで十分にエネルギーが流れてくるという。

え、どこから?

ロボとドラには主従契約の時に与えたよ。


さっさ、さっさと配ってくるか。

もっと敬意を持てですか。

はい、お供えさせていただきます。

よろしくお願いします。


お供えを終えて、領主館に戻ってきた。

あ、もう朝食の時間だ、食堂へ行こう。

あれ、アスカ神様、ムサシノ神様、タケハヤ神様、イチゲ神様?

皆さんは何故当然のことのようにそこに座っているの?

これからは人々の食事を体験することも大事にするって!

はい、さいですか。

それも大切ですね。

諦めました。

どうぞご自由に。

婚約者の皆さんはあまり驚いていない?

もう慣れました。

驚いたら負けですって。

はい、そうですね。

その通りですね。

家族が増えたみたいです。


お読みいただきありがとうございます。

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