離婚=Ⅰ(partー19 最終話)
カズちゃんは社会人になって、クラブのバイトを辞めた。
就職先は梅田の小奇麗なビルにあった。
制服をもらって帰って来た時は、制服に着替えて見せてくれた。
急に、カズちゃんが大人っぽく見えた。
1週間で私とカズちゃんの生活リズムは全く違うものになっていた。
私は麻雀してるから、いつも終わるのは深夜、、
カズちゃんはもう寝てる時間。。
ロックの所に行くのはいつも私一人、、
朝方帰って、、私はそのままコタツで寝る、、
朝カズちゃんが起きて出掛ける時には起きて、「いってらっしゃ~~い」と声はかける。
そしてまた寝る、、、
麻雀辞めてもよかったが、、カズちゃんが
「15の生活リズムは変えないでね、15が卒業するまでは今のままでいいからね!」
と言われてたから、、
事実、社会人2日目に私は夕方に駅前でカズちゃんを待って二人で帰ってきたこともあった、
しかし、カズちゃんは「これじゃー15何もできないよ」と悲しそうな顔をして言った。
お互い若かったんでしょう!些細な事と思っていたことが、、
僅か2~3週間でカズちゃんの心に知らぬ間に穴をあけていた事は
お互い気が付きませんでした。。
その後、、私はカズちゃんが何時に帰ってきているのかさえ知らなかった。
4月のある土曜日の朝、カズちゃんが「今日は新入社員の歓迎会だから、遅くなるよ」と言って出かけて行った。
しかし、、その日は帰ってこなかった、、
昼になっても帰ってこない、、私はかなり心配で、、ロックに相談するとロックも心配してくれた。
しかし、、会社も休み、、今みたいに携帯電話も無い時代ですから。。どうしようもない。
結局夕方まで部屋で待っていた。
暗くなってから、カズちゃんは帰ってきた。
私が部屋に居る事に少しびっくりしたのか、
「いたん??」と一言。それから
「ごめんねー同期の子の所にそのまま行って朝まで飲んで、それから買いものしてたんやー」と手にした百貨店の紙袋を見せる。
私は「ほっ」として、、「そうなんやー心配したがなーロックも心配してるでーーー」と伝えると、、
「ごめんなー連絡した方がよかったかなぁー15はどっちみっちパチンコか麻雀してると思たし、、」と悪そうな顔をして言う。
・・・・
今の私なら、、カズちゃんの言葉に「棘」を感じる事が出来るのでしょうが、、
このころは全く、、「棘」を感じなかった、、
別れの前日に、、「15は麻雀ばかりで、、すれ違いやし。。まだ学生やから。。」と言われた時に初めて気が付いた。
その1週間後、、いつものように麻雀終わって深夜喫茶に行き、
ロックと馬鹿話をしていたら、、突然カズちゃんがやって来て。
ロックと私に話が有ると言う。。。
話をまとめると、、、
社会人になって、、今の私を見ていると「不安」らしい、、
結局、、同じ会社の年上の人に誘われて、、らしい、、
ごめんなさい、別れて。と言われて。
私は怒る事も無く、、「いいよ」と言った。
ロックは大激怒でしたがね。。店中に聞こえるほどの大声でカズちゃんを怒ってましたね。
所詮は、、学生と社会人、、比べる事が間違っている、、
向こうは完ぺきな男。
こっちはまだ先の見えない子供、、、そりゃー仕方ないなぁー
とその時は思いましたよ。
ロックはカズちゃんに「あと2年辛抱しなさい!15が社会人になったらもっと素晴らしい男になるんだから。。」と言ってくれましたが。
もう私が嫌でした。
他の男と浮気したのが嫌ではなく、、一つ年上でカズちゃんが生まれてきたことが嫌でした。
「しかたないさ」が本音。
これは中学高校時代から身に着いた。私の悪癖。
と言う事で、、私の1回目の離婚は「無事」達成??出来ました!!
あと2回、、、あるんだなぁーーあはは~~~
余談ですが、、ロックは私に対して、とても悪い事をした。といつも言ってました。
私が社会人になり、お蔭様で仕事を覚え、、人に恵まれて、、
まぐれで?役員に抜擢された時も、大喜びで「大宴会」してもらったり。。
その後の2回の結婚、離婚の時もその度に「大宴会」やってもらいました。私にとってはある意味母親だったかもしれません。
そのロックが他界した時にカズちゃんと久しぶりに会いました、
子供を連れて旦那様と来てました。
2人で、少しだけ話しました。
やっぱり、、あの頃のカズちゃんでした。。。
おわり。
最期は、、少しかっこよく終わってみました!!あはは~~
毎回の御笑読ありがとうございました。
離婚=2はまた機会が有ったら書きます。




