2 領地経営
マリエールの管理地を5m掘って四方と底を鉄筋コンクリートで固め、山脈の北の土を入れ転移陣を設置して治水、灌漑、開拓、上下水道事業を行った。
2 領地経営
マリエールは貸し出された東の海辺の砂漠地帯の砂5m掘り鉄筋コンクリートで四方と底を固めて、山脈の向こうの土入れて転移陣の出口を設置した。治水、灌漑、開拓、上下水道事業が始まった。領地の事で言えば、男爵領の東は果てしない砂漠の地だ。誰の所属でもないただの砂漠だ。同じように北山脈も我が国接する面は全て7000m級の山脈に覆われ登頂できない。だから北や東に向かうのは勝手だが利益があれば没収される。従って東の砂漠を開拓するのは無駄だ。マリエールの管理地は豊かな土地になった。
作付が始まった。大麦、小麦、ライ麦、トウモロコシ、葡萄------------------。あらゆる作物が収穫可能だ。家畜も飼える。マリエールはアンドロイドのシオンに言った。
「あらゆる物が在るべくしてあるわ。この世のことわりに則してある。正しい道は常に正しい。誤りは気付かない物よ。私はこの世の全ての在るべき物を手に入れたわ。全ての物は我が手の内よ。」
シオンは呆れた顔をした。
「神にでも成られましたか。マリエール様。」
マリエールは真面目ぶった顔で、
「私は天地創造を成し遂げたのよ。あらゆる物が今から芽生えるわ。私はあらゆる物を生み出す神なのよ。ヤオヨロズの神々の成した事と一緒よ。私に不可能な事は無いわ。ただ寿命があるのは人間故仕方ない事ね。望む物は全て作るわ。望まない物は絶対作らないけど。私の知る限り全ての物を作るわ。」
マリエールの気の高ぶりを感じる。シオンは、
「その自信はどこから来るのでしょう。」
万能の魔法を持ったマリエールにできない事はそれほどない事は判っているが、
「望む事が力なのだと気付く事が万能魔法を持つ者の宿命なのさ。諦めたら全て終わりよ。望む事を全て叶えるのが万能魔法よ。」
どこまでやる気なのか判らないが。必ずしも大法螺ふきとは言えない所が万能魔法の使い手故だ。
シオンは話題の方向性を変えてみた。
「取り敢えず何をするおつもりですか。」
マリエールは暫し考え、
「取り敢えず、今この世界にある物を全て集めてみたいわ。そうしないと何を作ればいいのか判らないでしょう。」
シオンは諦めたように、
「この世界の隅々にアンドロイドを派遣してこの世界にある物全てを集める必要がありそうですね。」
マリエールは大きく頷いて、
「そうして頂戴。必要なアンドロイドは私が作るわ。」
今活動中のアンドロイドを除いて一万体の新たに生まれ、今この世界にある物を全て集める活動についた。共有アイテムボックスがあるので既にある物かまだない物かが直ぐ判る。めんどくさいと思ってはならない。アンドロイドの主人が決めた事だから。シオンは、
「判りました。何時までかかるか判りませんが。ライフワークのようなものだと思って下さい。」
流石にそれは不味いと思ったようだ。マリエールは、
「一年を目途としてその後は一部の者を除いて撤収させるわ。一応今世界にある物を確定させるの。後はないものを作っていくだけよ。」
マリエールは高らかに宣言した。
マリエールは今この世界にある物を全て集めることにした。今ない物を中心にして作っていくのだ。質を向上させることもありだ。




