朝弥&加奈子VS銀犬!!
今回は綱菓子 朝弥視点です
誰かこの状況を説明してくれ
俺は目を覚ますと隣で女の人が寝ている
しかも、この家の主の本院山さんだ
狐の状態なら問題はなかったがなぜか本院山さんは裸で人間の姿だ
そして、胸が布団越しに当たっている
「・・・」
耐えろ
耐えるんだ俺の理性!!
状況は完璧に違うがあの時のように間違いは起きていないはずだ!!
「う、うう・・・」
バッ! と俺はその場を離れた
正直言うときつい
100日寝ず闘った時よりもはるかに辛い
俺はここから出ようと服を着ると・・・
「うっ・・・」
急に甘ったるい匂いに襲われた
なんとなく手のひらを匂いで見るとチョコの匂いがした
そこで気がつく
ここ・・・お菓子の家だ
「あれ・・?」
そして、本院山さんが起きた!!
まずいぞ! この状況どうやって説明をすれば・・・
そう思った時だった
「アオォォォン!!!」
「っ!!」
遠くの方で犬の遠吠えが聞こえた
まさか!!
「おい! 狐の姿になってろ!!」
「は、はい?」
「早く!!」
その瞬間、お菓子の屋根が盛大に壊れた
壊れた屋根を見上げるとそこには銀色に輝く犬がいた
犬は俺と本院山さんを見て・・・
「わ、わぉ~~ん」
「な、なにもみてませんよ」と言う感じに立ち去ろうとする
「ちょっと待て!!」
俺はすぐさまハリセンを召喚して叩き落とす
「・・・?」
本院山さんはよくわからない顔をしていたが狐の姿に変わってくれた
・・・あれ? 尾が九つ?
九尾?
「ウウウ・・・ワン!!!」
「うおっ!」
急に吠え、口から銀色の光線を放った
魔法を使い、どうにか防ぐ
「肩に乗ってろ!」
「うん!」
九尾の姿になった本院山さんは跳躍し肩に乗る
「ワオオオオオオォォォォン!!!!」
「「っ!!」」」
大声で叫ばれた
俺達は思わず耳をふさいで身を低くした
失敗だった
「ワン♪」
「くっ!」
尻尾で攻撃してきた
右手でガードすると突き刺さった
「っ!?」
左手で魔法攻撃するとすぐに尻尾を抜き、距離をとられた
俺はすぐに尻尾と右腕を見る
右腕は細かい針みたいな刺し傷がある
だが、犬の尻尾は・・・ふわふわしている
俺の血で汚れているが―――
「物質を変えることができるのかよ」
「わお~ん♪」
楽しそうに答える
きついな
右腕の感覚が痛さでなくなってきた
今のところ状況的には絶望だ
何をしても勝てない
何もかもが俺より上だ
「・・・ワン!」
「ちっ!!」
銀犬の口の周りに白い球を召喚した
俺はそれに対抗するように同じように白い球を召喚した
そして、数秒のにらみ合いの後―――
銀犬の本気が始まった
「ワン!!!」
「間に合え!!」
白い球を操って俺は相殺させる
だが、犬はその間に俺の元に移動し―――
「アオォォン!!」
口から光線を出した
とっさの魔法壁を出すも完全に防ぎきることができない
「左です!!」
「っ!!」
肩に乗っている彼女の声を聞いてそっちに白い球体を一体だけ移した
すると―――
「ワンッ!?」
「当たった!?」
初めての当たった
さっきまで防戦一方だったのに―――
「・・・」
まさか、指示されたから?
俺の思考をあいつが呼んでいるのなら―――
当たったのもうなずける
「ガルルルッ!!!」
「ッ!!」
本気の威嚇を感じた
そして、それと同時に今までと比べ物にならない魔力を感じる
・・・嘘だろ?
さっきまで俺は全力だったんだぞ?
ここまで実力の差が―――
「ガルッ!!」
「避けてください!!」
「くっ!!」
上下左右からの光線攻撃
すぐに俺は後ろに跳ぶ
だが―――
「ワンッッ!!」
「なっ・・・」
飛んでいる最中に気がついた
銀犬の質問:後ろにある球体なんだと思う?
朝弥の答え:光線?
答え合わせ:違います。正解は爆弾です
「うおおぉぉぉ!!」
「きゃっ!」
肩に乗っている本院山さんを横に投げる
それが俺に出きる限界だった
そして、爆弾は―――爆発をする
「ワン♪」
「くっそおぉぉぉぉ!!!」




